今の日本語学校で働き続けるのが辛いんです…。でもどうしたらいいかわからなくて…
どうして働き続けるのが辛くなったんですか?本当に今すぐ辞めたいですか?
こんにちは、日本語教師のさじここです。
日本語学校などの組織で働いていると「辞めたくなる」ことって多々あると思います。
私自身そうでした。
私は、掛け持ちを含め、日本語学校3校で勤務経験のある日本語教師歴6年です。
日本語教師になって初めて勤めた学校では、自分の思い描いていた日本語学校のイメージとかけ離れていて苦しいことがたくさんありました。
「なにやってるんだろう自分…」と、夜道一人涙を流しながら帰ったことも……😥
今となってはそれも懐かしい思い出になっていますが、当時は相当辛かったです。
この記事を読んでくださっている方の中には、「退職」という二文字が頭の片隅にある方もいらっしゃるかと……
そういう方は、以下の悩みを抱えてませんか?
- 日本語学校を変えたいけどどうしたらいいかわからない
- 退職する方法が知りたい
- 退職して後悔したくない
- いつなら辞めても問題ないか知りたい
- 穏便に職場を去りたい
これは私が最初の日本語学校を辞めたいと思ったときに抱いていた悩みです😥
「穏便に辞めたい」「次はいい職場にめぐりあいたい…」
「今すぐ職場を変えたい、去りたい!」と同時に「同じことは繰り返したくない」でも、「穏便に辞めたい!」と思っている方は多いかと……。
今回は「穏便な退職の仕方のロードマップ」第一弾!!〈辞める前にやるべきこと、考えるべきこと〉編です。
私の経験を元に、「退職までのロードマップ」的なものを書きました😅
辞める前に、客観的に自分の置かれた嫌な状況を整理して、次に行ったほうが「後悔しない退職」ができると思います。
ぜひ、この記事を読みながら「自分の辞めたい気持ち」と正面に向き合い、状況を整理してみてください。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
また、この記事は私さじここの体験を元に書いております。
これをすれば絶対後悔しない!ということではありませんので、参考程度にしてくださいね😅
まず、どうして辞めたいのか整理しましょう
辞めたくなると、いろんなことが投げやりになってしまいます…
でも、そういうときこそ冷静に客観的に考えたほうがいいです😅
そして…
「勢いでやめると同じ失敗を繰り返す!」
この確率は高くなります。
退職にはかなりのエネルギーが必要です😥
でも、怒りや悲しみのエネルギーだけで突き進むと、後々後悔する可能性が高くなるので、深呼吸して冷静になりましょう。
また、特に、養成講座出たばかりや初めて日本語学校に勤めた方は、こんな状況↓に陥っている気がします。
- 勤め初めて3ヵ月ぐらいすると、だんだん職場の状況がわかる…😨
- ⇒わかってくると、自分の待遇や未来への不安が沸き起こってくる…😥
- ⇒特に養成講座出たばかりの新人の人は授業準備に耐えられなくなる…😱
- ⇒今の職場って…ブラックかも…「辞めたい!」
これは実際に新人の頃の私が体験したことです😅
でも、これらの状況で「今すぐ辞めたい!」となっている人は、この記事を読みながら冷静にちょっと考えてみましょう。
あなたは、
「今の職場に不満がある」or 「日本語教師の仕事にモヤモヤがある」
のどちらで辞めたくなっていますか??
「今の職場に不満がある」人のなかで…
①給料に不満がある…
職場の不満の第1位は「時給が安すぎてやってられない!」かと思います。
働いてみると分かると思いますが、日本語教師の非常勤って安すぎるんですよね。
だいたい1800円〜/コマ給 ですから、授業準備に時間がかかる新人さんだと本当に時給100円程度になります😱
「こんなんじゃ、モチベーションは維持できない!」
って誰しも思います。
私もそうでした😥
でも、最初の一年目は正直ちょっと仕方がない部分があります。
やっぱり、「経験」って大きいです。
経験があるのと無いのではやっぱり待遇が変わってきます。
それは別に日本語教師の職に限らないかと…
新人の方は「経験を積んでなんぼ」の部分がこの業界にも存在していることを頭の片隅においておいたほうがいいかと思います。
つまり、どんな日本語学校でも1年目からほかの経験者と同じように時給を上げてもらうことは難しいと思いますので、勢い余って他に移るのは危険です😱
それよりも、1年目の1年間は耐えて、「2年目の契約更新時」に時給交渉をするほうが時給upしてもらえる可能性が高いです。
私はそのように時給交渉をしたことがあります😆
200円ですが、時給が上がりました(笑)
よく「未経験者は1800円〜」と「未経験者」と「経験者」の時給を分けていることを明示している求人を見かけますので、2年目からは「未経験者」から「経験者」の時給に変えてもらえる可能性もあります。
ただし、ちゃんと学校側に交渉しないと「気づかなかった〜」的な扱いで時給は「未経験者」の時給のままにされてしまいます。
私の同僚の先生がそうでした😥
まとめると…
- 「時給が安くてやってられない!」人は…
- ⇒まず、学校と交渉してみる!『雇用契約更新時』がおすすめ!
- ⇒交渉できなかったら、新しい職場を見つけよう!
ただし、基本的に交渉できるカードがないと値上げは厳しい思うので、まずは自分を雇うことのメリットを探してから交渉しましょう。
例えば…
- 他の人よりもいつも柔軟に授業を受け持っている(例:たくさん授業している、曜日変動しても対応している)
- 自分はどのレベルでも対応できるスキルが有る
- JLPTやEJUを教えることができる
- 進学指導もできる
- 検定試験も合格している
検定試験に合格していると資格手当みたいなものが付く可能性もあります。
なので交渉して見る価値はあるかと思います…
私は検定に合格したときすぐ報告して、100円時給を上げてもらいました(笑)
しかし、相手が納得する、時給を上げるの日ふさわしいと思うスキル等をこちらが提示できないなら交渉は難しいかもしれません…😥(つまり日本語教師になって1年目は厳しいかと…)
そして、あまりに現実とかけ離れた交渉は命取りなので、慎重に!
交渉が決裂したら、そのときは、違う職場を探しましょう😅
また上記で挙げた、カードは転職の際の時給交渉にも役に立つと思います。
②職場の人間関係がつらい…
こちらの「職場の人間関係がつらい」を抱えている人は、さきほどの「待遇に不満がある」とは違い、我慢は禁物です!!
「しばらく経っても改善されそうもない 」 or 「他の人に相談できなさそう」なら、その職場から離れるのがいいと思います。
人の悩みの多くは「人間関係」!!😥
でも他者は変えられないので、自分が逃げるしかないです😱
心身共に疲弊するなら逃げましょう!(本当に!!)
ただし、「〇〇さんが嫌だ」「〇〇さんから嫌がらせを受けた」とかは胸にしまっておいたほうがいいかと思います。
変な噂が流れるとその後のキャリアや転職に不利になる可能性があります。
嫌がらせをする〇〇さんのほうが周りからの信頼が厚い場合や、ポジションが上の場合はこちらが反撃しても全く歯が立たない……
むしろこちらのダメージのほうが大きくなるかも…😥
そんな人は相手するだけ時間の無駄です!
そんな人の相手をするよりも、さっさと他の求人を探して転職先を見つけるのがいいかと思います!!
ぶっちゃけ、私も過去に日本語学校で嫌がらせを受けたことがあります。
幸いにも、周囲の助けもあって事なきを得ていますが、一歩間違えば私の精神はやられていたと思います😥
今振り返ると、笑える話なんですがね…(笑) (いつかブログで書きますね)
毒を吐いて申し訳ないんですが、日本語教師の人全てがが「みんな自分にとってのいい人」「話の分かる人」「常識が通じる人」とは限りません。
万が一、クレイジーな人に捕まったら抜け出すのは容易ではないので、さっさと逃げましょう!
その職場以外にあなたを必要としているところはきっとありますから、固執せず逃げてくださいね。
「日本語教師の仕事にモヤモヤがある」人のなかで…
①教えることにあまりやりがいを感じられない…
人によっては、「教えること自体にあまりやりがいを感じられない」人もいると思います。
こちらの場合は、どんな日本語学校で教えていても心身ともに疲弊する可能性が高いですので、別の業界に転職したほうがいいかもしれません…(責めているわけではありません)
また、日本語教師の仕事について突き詰めると「クラス運営が負担」「チームティーチングが苦手」という人もいらっしゃるかも。
そういう方は、オンラインでプライベートレッスンするという転職の方法もあります。
また、教材開発やテスト問題を開発するアイテムライターという職もありますから、求人をチェックしてみることをおすすめします。
日本語教師の仕事もやっぱり人によって合う合わないがあります。
やってみなければわからないことがたくさんありますから、自分に合わないかも…今つらい…と思ったら日本語教師の仕事から少し離れてみてもいいかもしれません😉
またやりたくなったら戻ってくることも可能な職業です。
1番大切なのは自分の心と体の健康ですから!!
②授業準備に疲弊している…
でも、どちらかというと先述しましたが、「授業準備に疲弊している」方のほうが多いかと…😅
ただ、授業準備に関して言えば、「だれしもが通る道&この仕事を続ける限り必要なこと」なので、これが苦痛なら別の業界に転職したほうがいいかと思います。
残念ながら、他の学校に移ったとしても授業準備をしなくていいことにはなりません😥
また、10年、20年経験を積んでも「準備不要になる」ということではないと私は思っています。
ただ、経験年数をある程度積めば、過去に作成した教材が使えたりするので効率よく準備できるようになります。
私は日本語学校でがっつり初級レベルを教えさせてもらったので、初級文法に関するスライドや教材などのストックがあります。
なので、新人の先生よりはおそらく短時間で授業準備ができます。
「授業準備に疲弊している人」は、教えることが好きならば、違う学校に移ったりオンライン日本語教師をするよりもまず、一つのレベルを極めたほうがいいと私は思います。
私のように、初級の同じレベルを1年ずっと担当させてもらうだけでも教案や知識はぐっと溜まって、授業準備が最初より楽になりますよ。
学生がつまずくポイントも把握できるようになり、テスト作成にも役立ちます。
もし、違う職場に転職したら、その学校のやり方を覚えるのに3か月〜半年ぐらいはかかるかと😱
それよりも、とりあえず1年はその学校で得られる知識を習得し、だいたいの日本語学校の年間スケジュールを体感したほうがコスパはいいです。
つまり、授業準備が大変で悩んでいるなら、「このレベルを極めたい!」とポジティブに言って、学校側に交渉を!
そして最初の1年は同じレベル担当させてもらえるようにしてもらうのがオススメです😆
③任される業務が半端ない、パンク寸前…
「授業準備が大変…」の次に多い退職理由は「任される業務が多すぎてパンク寸前…」ではないでしょうか?
これは専任の先生あるあるかもしれませんね😥
ベテランの非常勤の先生にも起きているかもしれません。
できる人ほど仕事が降ってくる…😱
これは会社でも同じ気がします。
今の自分の状況をまず常勤(上司)に相談しましょう。
あなたがパンク寸前なことを常勤(上司)は気づいていないから助けてもらえないのかもしれません。
しかし、相談した常勤もパンク寸前なら、他の職場に行ったほうがいいです。
それはもう組織の体制がやばい、沈みかけの船です😱
多くの人が業務に忙殺されていて、誰も余裕がない状況は、いつかパンと「何か」が弾ける可能性が高い。
例えば、労基や入管に内部告発、大量に専任非常勤が辞める、学生から訴えられる…等…
おそらく上記のようなやばいことは様々なサインがあったと思いますが、みんな余裕がなくてそれを見逃した可能性があります。
たまにニュースになる保育園の先生の大量退職の件はこれと似ているかと……
そんな溺れかけの船に乗っていると、自分も授業に集中できないと思いますし、自分の雇用が継続するか不安にかられるので精神衛生上よくないです😥
なので、新たな職場を探して、さっさと退職しましょう。
これは本に書いてあった&経験談ですが、組織がやばくなるとまず知らない間に優秀な人がその組織からいなくなります。
優秀な人ほど組織に波風立てずにそっと辞めていきますから、みんな本質は気づかない。
気づいたら優秀な先生がいなくなっている!となっていたら、その組織はちょっとやばいかも😅
さっさと逃げましょう!(笑)
まだ余裕がありそうな組織なら、他の先生に自分の業務状況を相談してみるのも一つの手です。
同じようにパンク寸前ならタッグを組んで団体交渉したらいいと思います。
みんなでいうことで業務が改善されるかも?!
私はこのやり方で何回も宿題の出し方や小テストのやり方を変えてきました。
一人でギャーギャー言っても、教務主任から「うるさいなぁ…」って思われたと思います😅
でも初級の他の先生と意見をまとめて会議に出したら、無駄なプリント印刷とか小テストのやり方とか変えられたので、やって見る価値はあると思います。
要は戦略を立てて交渉するのがいいということです。
あとは、喧嘩腰ではなく、双方Win-WInの関係に持っていくことがポイントかと思います。
まとめ
結構、色々書いてしまったのでよくわからないですよね…😅
まとめると、こんな感じです↓
あくまでこれは私の考えです。
辞めるかどうかは皆様次第です。
3つの学校を経験した身としては、採用試験よりも退職するほうがかなりエネルギーがいると感じました。
だから、私は職場を変えるときはかなり慎重になります。
新しい職場が前よりよければとてもハッピーですが、「以前のほうがよかった…辞めなきゃよかった…」ってなっている人もたまに見かけます😥
そうなるとまた新たな職場を探すことになるかも…😱
そして、海外と違って日本の会社は履歴書に就労期間の短い転職が多いと「おや?なんかあるのか?この人…」と変なフィルターがかかります(元人事経験者として)。
短いスパンでいろんな学校を渡り歩いていると、採用試験で書類落ちする可能性も……
職場を辞めたいと思うときは、「冷静に客観的に自分の今の状況を整理⇒条件に合う新たな職場を探す⇒今の職場を辞める」にしたほうがいいと私は思います。
退職までの具体的な手続き的なものが知りたかった方、すみません。
この記事に書ききれなかったので、分割しました😥
具体的な退職までの手順は次の記事で書きますので、本当に辞めようとしている方はそちらも参考にしてみてください。
求人を探している方は以下の記事↓も参考になるかもしれません。
この記事が皆様の参考になったら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました😊
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