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【日本語教師】私がやっている授業準備を楽にする時短テク〜その②〜

おすすめ書籍

さっそく、前回の話にあったクラウドストレージを活用して今まで作った教材をまとめてみました!

さじここ
さじここ

日々のコツコツ作業が効率化に結びつくかと思います!急がば回れですね。

こんにちは、日本語教師のさじここです。

授業準備を楽にする時短テク①の続きになります。

前回と同様、先にお伝えしておきますが、この記事を読めば授業準備が劇的に少なくなる!!という魔法のような情報は一切ありません!!!

ほんと、「ちょっとの時短テク」です😅

ベテランの日本語教師の方にとってはかなりありきたりな内容かもしれません。

でも、もしかしたら有益な情報もあるかもしれませんので、最後までお付き合いいただけると幸いです😅

授業準備時短テク①:パソコンの「ショートカットキー」を覚える

パソコンには「ショートカットキー」というものがあるのをご存知でしょうか?

パソコンに疎かった頃は私は、画像をコピペするのも一つ一つマウスでカチカチ……

保存もマウスで選択してカチカチ……

一見、一つ一つの動作はそれほど時間がかかっていないように見えます。

しかし、「塵も積もれば山となる」んです。

マウスを動かして〜クリックするという一連の動作を時短にしたかったらぜひ「ショートカットキー」を覚えましょう!

代表的なものを挙げると、

  • 操作を元に戻す: Ctrl + Z
  • コピー: Ctrl + C
  • 切り取り:Ctrl + X
  • 貼り付け:Ctrl + V

こういうやつです♪

WindowsとMacではちょっとショートカットキーが異なりますので、ご自身のパソコンがWindowsならWindowsのショートカットキーを、MacならMacのものを覚えましょう。

ネットで検索すると、早見表というものがあり、印刷したりよく使うものをポストイットとかにメモして覚えるまで近くに置いておくのがいいかと思います。

私はショートカットキーを書いてデスク周りに貼りまくった結果、大量のポストイットを消費しました(笑)

覚えていないという方はこの機会にぜひ覚えてみてはいかがでしょう?😊

ちょっとした時短につながるかと思います!

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授業準備時短テク②:他の先生に頼んで教材をシェアしてもらう

やっぱり劇的な時短をしたいなら、教材作成の手間暇を減らすことだと思います。

しかし、授業するにはそれなりに準備が必要です。

スライド準備やフラッシュカードなど用意、自作プリントを作成したり……🥲

私は新人の頃から、ちまちま……ちまちまと自作スライド、プリントを作成してきました。

結構時間がかかります!!

あるとき、先輩の非常勤の先生から「これ、よかったら使いますか?」と声をかけていただきました。

それは、「普通形活用のまとめ」プリント✨

自作しようかと思っていましたが、そこまで時間がなくホワイトボードに手書きで板書するつもりでした……😅

なので、その申し出はかなり助かりました。

そして、私はありがたく、そのプリントを使わせていただくことに✨🥹

日本語学校では同じ進度のクラスが複数同じ時間(もしくは午前)にあるかと思います。

そうすると、同じ内容を教えることになるので、それぞれが自作教材を作っているはず。

新人の私は日頃から、いろいろな先生と交流を持っていたので、困ったときによく相談にのってもらっていました。

その延長上で、教材を提供してもらったり、アイディアをもらったり……

今思い返すと、本当にいろんな方に助けてもらいながら私は授業をしていました。

今もそうです。

いろんな先生と意見を交わしながら、教材をシェアしてもらったり、逆に私の教材をシェアしたり……と持ちつ持たれつでやっています。

ゼロから自分つくるより、圧倒的に時短になります!😊✨

おそらく大半の新人の方は毎回自作教材やスライドを作ることに心が折れてしまっているのではないでしょうか?

毎日の授業準備は自転車操業という人が多い気がします。

特に駆け出しのころって、大変ですよね……(泣)

みんな通る道だといえど、しんどいと思います……😰

初級に関して言えば、教科書はおそらく毎年同じものを使っていると思いますし、大きく授業進度が変わることはそんなにないので、一回作ってしまったら次の期以降も使える(=準備が減る)可能性は高いです。

そして、それが横並びの先生とシェアできれば、より準備は楽になるかと……

ただし!

気をつけなければいけないのが「くれくれお化け」ならないこと!!

いつも相手からもらうばかりだと、相手は「えっ?」てなりますから。😥

当たり前ですが、自分がされて嬉しかったことは、その人や周囲の人ににお返しするのがよいかと思います😊

そして、日々他の先生とコミュニケーションをとり、良好な関係を築くことが重要です!!

コロナが落ち着いた今だからこそ、ぜひ他の先生とコミュニケーションをとって情報収集してみてください。

日本語教師の経験は人それぞれ違って、とても面白い情報を得られるかもしれませんし、今後のキャリアに活かされることもありますよ。

他の先生とコミュニケーションを密にとっていると「これ使う?」ってお声をかけていただくことが増えてくるかもしれません。

そして、人の作った教材は勉強にもなります♪

それが使いやすかったら使えばいいですし、自分のやり方には合わないなら、その足りない部分を含めて自分でればいいのです。

ゼロからアイディアを絞り出して作るよりずっと楽です♪

お互い様という気持ちで、助け合えると職場もいい感じになりますよね。

みんなwin-win✨

授業準備時短テク③:書籍に頼る

人に聞くのが苦手……という方は、まずお助けツールである「書籍」を手元に置いておくのをお勧めします。

私がお勧めする、あると授業準備に役立つ書籍をシェアしますね。

その①:『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』

日本語教師になったら、日本語文法辞典は一冊持っておいた方がいいです!!

それがないと、似た様な文型の違いや使い方のポイントがわからないまま授業することになるかと……😓

私が持っているのは上記の『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』です。

これは本当に便利で、「テンス」「ヴォイス」など文法項目がまとまっていて、しっかり例文や図で使い方の違いがわかります。

そして、何より最後の索引の種類が多いので、見たい文型をすぐ探すことができます。

ちなみにこちらは中上級編もあります

「みんなの日本語」2冊終わったN3以降の学生を教えるなら、この中上級のハンドブックも持っていると便利です。

N3以降はにたような文型がわんさか出てきますし、進学向けの日本語学校ではJLPT試験対策的な授業内容を任されることも多い気がします。

そうなると、文型の違いを把握する必要がありますから、揃えておくと困らないかも😊

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その②:『くらべてわかる日本語文型辞典』

こちらも、私が持っている文型辞典です。

『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』だけだと、ちょっと心もとないかも?と思い、こちらも購入しました。

書籍も万能ではないので、全ての解説がしっくりくる、ほしい情報が全て載っている……ということはあまりなく、「う〜んちょっとたこの解説だとよくわからないかも…」「調べたい文型が載っていない!」という時があります。

色々比較したりいい例文を探すことも重要ですし、見比べるといろんな発見があり面白いです。

掲載されていない文型も結構あったりするので、二冊ぐらいあると安心です

あくまで個人的な見解ですが、『日本語文法ハンドブック』は専門的な用語が並べてある感じで、この違いを説明したいときはちょっと難しい部分が……

こちらの『くらべてわかる日本語表現文型辞典』はタイトルどおり、似た様な表現をくらべることに焦点を当てて作られた辞典なので、違いがわかりやすく書かれています。

参考例文も多いです!

文法辞典はこれだけでなく色々発売されていますので、ぜひ書店で手に取って自分が使いやすいのを選ぶのをお勧めします♪

その③:各教科書の「教え方の手引き」

毎回教案で悩む時間が長いなら、「教え方の手引き」的な教師向け教材を買ってしまって、それを元に自分のクラスに合うようアレンジするのもアリです!

文法を教えるときって文型の違いとか、接続ルールとか、使用場面の注意とか…外しちゃいけないポイントがありますよね?

わたしも新人のころは「教え方の手引き」を見て授業を考えるのはなんか気が引けて、自分で文型辞典や他のテキストから例文や教えるときに気をつけたほうがいい点を探していました。

自分で調べて考えるのはすごく勉強になりましたが、結局、調べきれず私は講師室の本棚にある「教え方の手引き」を立ち読み……笑😅

立ち読みするぐらいなら買えばよかったのでは?と思いました………(笑)

読みたい時は大抵、家ですから…😅

「教え方の手引き」の通りに授業をすれば完璧な授業がらできるというわけではないと思います。

でも、要点はまとまって書かれているので、教える時に気をつけるポイントや、学生からよくくる質問が想定しやすくなるメリットもあります。

揃えると高いですが、文法を教えるのが不安な方は手元に御守りとして置いておくだけても授業準備の気持ちがちょっと楽になるかもしれません✨

その④:『新完全マスター』シリーズ

この「新完全マスター」(以下、完マス)文法シリーズは、初級というより中級以上のJLPT などの試験対策や文法の授業を担当する時に便利な書籍です。

JLPT 対策本ですが、似たような文型がまとまって比較されていて、伝えるべきポイント(例えば、「後件には無意志表現はこない」など)が書いてあるので、私は文法辞典のように使ってます。

伝えるべきポイントがまとまってるのは嬉しいです。

特に似たような文法がある場合は、学生に接続の違い、使い方の場面やニュアンスを伝える必要がありますし、学生はそこが知りたい!という感じです。(私の経験では)

(私自身、学生のころ英語を勉強していて「will」と「be able to」のニュアンスの違いが知りたかったですから、そこが語学教師の腕の見せ所かな?と今、初級〜上級を教えていて感じています。)

残念ながら、完マスは例文は少なく使用場面についてはあまり触れられていません…😥

なので、この文型の構造や意味はわかっても使用場面までは学生がこの本を読んで見つけることは難しいので、他のテキストや参考書を見比べて、併用して使うのがおすすめかと思います。

また、JLPT 対策としては、問題が沢山あるので自分で問題を作成しなくていいメリットがあります!

他のJLPT 対策本は意外と練習問題が少ないので😅

こちらの完マスシリーズは、文法以外にも「聴解」「語彙」「読解」があります♪

進学向けの日本語学校だったらシリーズで本棚にあるかも?🤔

興味ある方は探してみてください!

まとめ

色々私が日頃やっていることを書いてみましたが、当たり前すぎましたね(笑)😅

究極の授業準備の効率化は「取捨選択」かと思います!

スライドも、正直、ゴテゴテにアニメーションなんかつけなくてもいいです。

イラストもよく使うものをダウンロードしてリストにし、使いまわしたり、作ったスライドをコピペして再利用したり……もう無駄に新しいものを探したり自作しないようにする。

私は新人の頃、「見栄えって大事よね!」「かっこいいスライドを目指したい!」とか思って、中身のない授業をしていました😥

でも、いろんな先生の授業を見学させてもらったり、学生の反応をみたりして思ったのが、「シンプル is the best」でした。

ゴテゴテに装飾しなくても、シンプルに場面が分かれば、文構造が説明できればそれでいいのです!!

今でも覚えています。

新人の頃、私の授業をチェックする教務主任の授業見学があると言われ、私はそのために何時間もかけてスライドを準備して臨みました。

いざ授業をやってみると学生の反応がイマイチ……😨

「あれれ??あんなに準備したのに……(泣)」という結果になりました😫

そして、教務主任から「フィードバック」という名の強めのダメ出し(笑)

「どうしてそれが必要なのか?」

「何の目的で作成しようとしているのか?」

それがスライドから伝わらない!!

と言われました😭 がーん……

でも、その言葉で私は自分がとりあえず準備に追われて、でも見栄えを重視するあまり、中身をよく考えられてなかったと気がつきました。

改めてみると、「アニメーションいらないし、絵もこんなに必要だったのか?」「口頭で学生はイメージできたのでは?」と、色々やりすぎているスライドになっていました。

これは、あるあるかもしれません。

スライドなどを作り込んじゃうタイプは、作るのが好きな人、完璧主義な人は結構、陥りやすい傾向が……

別に作り込むのが悪いというわけではないです。

これにハマると、だらだら授業準備に時間がかかりますから、必要なものが何なのか見極めることも大切かと私は思います。

初級では活用がたくさん出てくるので、その度に自作プリント作らなきゃ!って私はなりました。

でも実はそれは学校側が過去のものをストックしていたりします。

そういうファイルは私が務めた日本語学校全てに存在していましたから(笑)

スライドだってわざわざ作らなくても、板書したりプリントで説明したりするのもありです!

ちなみに、大学の上級クラスではスライドも作っていないですし、レジュメも一切配布していません(笑)

口頭で説明し、たまに板書……だから学生はに必死に板書しています。

不親切をウリにしています(笑)

また、学生を巻き込んで寸劇するのもありです😆

むしろそっちの方が学生の頭に残ったりします。

とは言っても、新人の頃はそのバランスがわからなくて困るんですよね……わかります。

日本語教師って準備も授業も1人ですが、たいていチームティーチングです。

チームのメンバーに相談したり、専任を頼ったっていいと思います!!

それこそTwitterやSNSをうまく活用する方法だってありますから♪

「1人で悩まず周りに相談してみる」

きっとみんな同じところでつまずいているはずですから、勇気を出して「準備で困っていること」を打ち明けてみてください😊

「すみません、活用の復習プリントって過去の教材でありませんか?」みたいに。

日本語教師の人って「世話好きな人」が多いですから、真剣に頼めばきっと助けてもらえると思います。

この投稿が誰かのお役に立ったら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました😊

個人的な近況については、note↓で書いていますので、そちらもよろしくお願いいたします。(現在、更新頻度低めです……😅)

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