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私の新米日本語教師時代の失敗談【日本と中国のテスト事情①】

日本語学校

さじここさんは、授業をしていてびっくりしたことや失敗したことってありますか?

さじここ
さじここ

たくさんありますよ〜特に新米のときは毎日が驚きと発見と失敗ばかりでしたよ。

 

常識ってなんだろう?

こんにちは。さじここです。

今回は私の日本語教師としての体験【学生から教えてもらったこと】をシェアしたいと思います♪

みなさんは、「常識」と聞く、何を思い浮かべますか?

私は、新入社員だった頃、よく人事部の人から、「提出の期限を守るのは社会人として常識だろう?!」とか、「常識を考えて行動してください」とか、

色々言われたものです。😅

それと同時に、私もよく後輩社員に「ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)」は常識でしょ!?」なんて言って先輩づらしていたことを思い出します。

 では、常識って何でしょう?

  【常識】(commom sense)の意味を調べると…

普通、 一般人が持ち、また、持っているべき知識。専門知識でない一般知識とともに理解力・判断力・思慮分別などを含む。                      

出典元:広辞苑

ふ〜ん…なるほど。

他の辞書では?

一般の社会人が共通にもつ、またもつべき普通の知識・意見や判断力。

出典元:goo辞書

 この「持っているべき知識」「普通の知識」とは一体どういうものでしょう?

日本語学校で世界の国の人と接していると、【常識】というものを改めて考えさせられます。

今回は私が日本語学校で働き始めて、衝撃を受けたエピソード&失敗談を紹介します😆

中国人クラスで起きた事件

以前勤めていた学校は中国人がメインの日本語学校でした。

そして、私が受け持っていたクラスはみんな中国人。

しかし、中国といえど、とても広い国なので、北の方から来ている学生や、

南の方から来ている学生など様々です。

初めて受け持ったクラスは初級1のクラスで、ひらがなから教えました。

彼らも日本語学習者として初心者ですが、実は私も教壇に立つのは初めての新米教師……

毎日それを悟られないよう、ドキドキしながら教壇に立っていました。😅

この学生は学校も初めてで、日本の生活も初めて!

彼らにいろいろなルールを伝えるのも日本語教師の仕事です。

しかし、そんな彼らとコミュニケーションを取るのは容易ではありません。😥

私は全く中国語が話せない!

そして学生はというと…英語がわかる学生もいますが、分からない学生が大半です。

(英語ができたら、アメリカ行くよ!と後に学生に言われたこともあります(笑) 😅)

中国人なので、『連絡事項はとりあえず、ホワイトボードに漢字で書けばわかる!』

という周りの方からのアドバイスをいただいていたので、私はひたすらホワイトボードに漢字で書きました。(←テストの日付、書類の締め切りなど)

初めて教壇に立ったときは、「大丈夫かなぁ、ちゃんと伝わっているかな?😥」

心配してましたが、とくに大きな問題もなく毎日の授業が進んでいきました。

2週間…3週間ぐらいすぎると、教壇に立つことも慣れてきて、学生とも少しずつ日本語でコミュニケーションがとれるように。

そんなある日初めて文法の小テスト授業中に実施しました。

彼らにとっても、私にとってもテストは初めてでした。

でも、事前に告知をしていたので特に大きな問題はないだろうと、余裕をぶっかましていました。😅

ところがどっこい!

いざ始めてみると、ほとんどの学生がペンを片手に問題を解いているではありませんか!😱

フリクションじゃなくて、ボールペン!😱

シャーペンも消しゴムも机に置いてあるのに、使わず「ペン」……😱

衝撃的で思わず、私は言ってしまったのです。

私:「えっと…みなさん、テストです。えんぴつと消しゴムです!」

学生A:「先生、テストはペンです!」

私:「いや、テストですよ。ペンは駄目です。ルールです!」

学生B:「先生、中国のルールです!」

私:「はい?」

学生A:中国は鉛筆はだめです。ペンです!!

私:「え? いや…それは中国のルールで、日本のルールじゃありません。」

学生C:「先生、言いません。ルール言いませんから、ペンです。」

私:「(いや、確かにそうだけど)……でも、鉛筆と消しゴムでお願いします!」

学生A:「でも、書きました! だめですか?」

私:「……」

クラスにぜったい一人や二人いる、なかなか折れてくれない人。😥

それは日本語学校でも同じです。

でも、この場合は完全に私に落ち度がありました

私は、慣れてきて、私と彼らの文化の違いを忘れていたのです。

中国と日本は別の国で、ルールもそれぞれあります。

同じところもあれば違う部分もあります。

とりあえず、書いたものは仕方がないので、その日のテストはそのまま提出してもらいました。😥

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みなさんは、テストといえば「鉛筆」か「シャーペン」で、間違えたら必ず消しゴムで消す!それが小学校からの【常識】だと思います。

そんな日本の【常識】が、中国人の学生にも通じるものだと、私は勘違いしていました。

そう、【常識】ということに甘んじて、確認を怠ったのです。

この後の授業の雰囲気は散々だったのを覚えています。

私に主張してきた学生は、クラスのリーダー的存在でしたから…(泣)😱

このままでは良くないと思い、授業のあとで、彼らに「どうして中国ではテストはペンで書くのか?」と聞いてみました。

そしたら、中国ならではの理由があったのです!!(次回へ続く)

まとめ

今回は、新米の頃の私の失敗談を紹介しました。😅

以前勤めていた学校の校長先生が私に、日本語学校のクラスはある意味『国際会議のような場』だと教えてくれました。

様々な文化を持つ国の人が集まっている場ですから、互いの文化を尊重する姿勢が大事ですよね。

それは日本語教師が持っているべき姿勢ですが、「クラスをうまくマネージメントしなきゃ!」という意識のあまり、当時そういった配慮が欠けて、相手の言い分を聞かずに押し付けていたと思います……😥

私はいっぱい失敗してきましたし、今も色々失敗しています😅

でも、そこから学べばいい!失敗は成長できるチャンス!

と思っています。

私の失敗経験のシェアが、だれかの役に立てたら幸いです。

この事件には続きがありますので、是非そちらもご覧いただけるとうれしいです😆

最後までお付き合いいただきありがとうございました♪

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