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私の新米日本語教師時代の失敗談【日本と中国のテスト事情②】

日本語学校
さじここ
さじここ

今回は前回の続きです。

中国人の学生がテストの解答をあえてペンで書いたって話ですよね?ペンで書くと間違えた時困りませんか?

さじここ
さじここ

そうなんですよね〜。間違えたら消しゴムで消せませんからね。それでもペンで書く理由が彼らにはあったんです。

なんだろう…?あえて、ペンで書く理由…とは…

みなさんこんにちは。さじここです。

今回は、前回の続きの私の失敗談の続きをお伝えまします。

前回の話がわからない方は(→私の失敗談【日本と中国のテスト事情①】)を読んでからこちらに戻ったほうがわかりやすいかと思います。

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なぜ中国人はペンで書いたのか?

さて、みなさんは、なぜ中国人の学生はテストでペンを使ったと思いますか?

ある学生が私にこう言いました。

「先生、中国は人が多いです。みんなライバルです。後ろの人が、私のテストの名前をチェンジします。だから鉛筆はだめです!」

私はそれを聞いて、衝撃を受けましたが、同時に「なるほど!」と思いました。

中国ではテストを後ろから前へ送るときに、解答用紙の名前をすり替えられる危険があるから鉛筆では書いてはいけないそうです。😱

あ!勘違いないでほしいのですが、これは中国全土ではなく、一部らしいですよ!😅

中国の受験戦争は日本に比べてとても激しく、大変ですから、事情はなんとなくわかりました。

だから、彼らの答案をみると、間違ったところは、ぐちゃぐちゃと塗りつぶされて、新しい答えを上とか下とかに書いてあり、とても読みにくい。😥 

しかし、ここは日本

日本のルールを教えるのも日本語学校、日本語教師の役目ですから、テストを返却するときにしっかり「テストのときは鉛筆と消しゴムが日本のルール」だと説明しました。

そして、間違えたときは消しゴムを使うことも指導しました。

反発していた学生も、ちゃんと納得してくれ、それ以後ちゃんと鉛筆で書いてくれました。😊

【常識】を改めて考えてみよう!

なるほど。そんな理由があったんですね。全然わかりませんでした。

さじここ
さじここ

この話を中国人の友人に話したら、「あ〜私は逆に鉛筆で答案書いて本当に大丈夫?自分の成績下がらないか心配だったよ」と言っていました。

この中国のテスト事情は、きっと学生に聞かなかったら私は知ることはなかったでしょう…。

だから、ちゃんと学生と話をしてよかった、こちらの文化を押し付けて終わりにしなくてよかったと思います。

私はこの件で、改めて【常識】に気をつけることにしています。

私にとっての【常識】は周りの人の【常識】ではないかもしれません。

それは外国人、日本人問わず同じです。

年齢、性別、育った環境が違えば、【常識】は違ってきます。😊

もし、だれかを指導したりするときは、【常識】という言葉を使わず、

やるべきことを具体的に相手に伝えたほうが効果的。

あと、相手に『どうして〜したの?』聞くことも大切です。

それは、あなたのパートナーや家族、会社の人に対しても同じです。😄

もしかしたら、中国の学生のように彼らの【常識】に従って行動していた結果かもしれません。

お互いに確認し合えば、溝は埋まり、ステップアップできるでしょう。😊

みなさんは、【常識】という言葉一つで、色々片付けてはいませんか?

まとめ

今回は、私の失敗談の後編をお伝えしました。

日本語教師をしていると、このような学生との衝突があり、なかなか対処に困るときもあります😅

でもどんな時も相手の意見に耳を傾けることを大切にすれば、きっと学生もわかってくれる

これを怠ると、学生からの信頼を失う……

信頼を築くのはとても時間がかかるのに、失うのは一瞬……

失った信頼を取り戻すのもとても大変で、時間切れになってクラスが変わってしまったり……

こんな偉そうなことを書いている私も学生と揉めたこと、たくさんあります。😅

ぶつかるのが怖くなり、全てを穏便にすませようと学生と距離を置いてみたりしたこともあります。

でも、それじゃダメだったんですよね。。。😅

ぶつかって衝突することは別に悪くないと私は思います。

むしろ学生が間違っていたり、これから学生が不利になることをしていることを指摘しないことのほうがだめ。

そんなふうに全力で学生と向き合うようになってから、色々自分も変わった気がします。😊

学生から色々言われたりするのは、結構、精神的につらいですけど、直接言ってくるだけマシだ〜と自分に言い聞かせています…(笑)😅

みなさんは、どんなふうに学生と向き合っていますか?😄

今回もお付き合いいただきありがとうございました♪

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