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日本語教師の私が読んで感銘を受けた書籍〜日本語の教え方のヒントになる本〜

おすすめ書籍

こんにちは、日本語教師のさじここです。

日本語教師は、日本語学校や専門学校、大学の授業だけではなく、地域の日本語教室やオンライン、小中学校などいろんな場で日本語を教えているかと思います。

授業スタイルも学習者も多様化していますが「教える」ということは共通するかと。

みなさんは「教え方」に迷ったりしたことはありませんか?

「『教える』のが上手になりたい……」

「どうやったら上手く教えられるのだろう?」

「学習者にとって『記憶』に残る授業とは……?」

私が新人日本語教師だったころ、グルグル1人で考えていました😅

そんな時に出会って感銘を受けた書籍をみなさんにシェアしたいと思います。

文法の教え方や語彙導入の仕方の参考書というよりは、「教え方」そのものの考え方を見直す書籍たちになります!

文法の教え方、語彙の教え方などの書籍が知りたい!という方は以下の記事↓を読んでみてください😊

「教えるとは?学びとは?」を考えさせられた本

①上手な教え方の教え方の教科書~ 入門インストラクショナルデザイン

こちらの本は、日本語教育というよりも、教えることを職業にしている方向けに書かれた本です。

授業をデザインするときに意識した方がいいことが科学的根拠に基づいてわかりやすく解説されています。

理論の導入部分はマンガで解説されているので読みやすいですよ。

「教える行為」についての押さえるべきポイント(ADDIEモデルなど)がわかってくると、自分の授業がもっとわかりやすいものになるかも?!

なんとなく見よう見まねでやっていた授業から、科学的にデザインされた理論に基づく授業に近づいた気がします。

あと、日本語学校で教務の先生から指導を受けたとき「こういう意味があったのか〜」と科学的根拠とつながり色々納得できました。

こちらは上記のAmazonサイトから試し読みできますので、気になる方はのぞいてみてください😄

②日本語教師のためのアクティブ・ラーニング

みなさんは、「アクティブ・ラーニング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

日本語教育能力検定試験が好きそうな出てきそうなワードですよね(笑)

日本語教育というか、学校教育でもちょっと前からしきりに「アクティブ・ラーニング」を取り入れた授業を!と言われている気がします。

じゃあ、「アクティブ・ラーニング」って何なのか?

どのような授業をすると学習者がアクティブになるのか?

主体性・深い対話を引き出すための授業デザインはどうしたらいいのか?

そういうことが書かれた一冊です!

こちらは、タイトルから分かるように日本語教育にフォーカスしています。

また、ICTを取り入れた授業アドバイスも掲載されているので、Googleフォームで小テストを作成する方法とか、Dropboxの活用方法、反転動画の作り方が知りたい方にとってもおすすめです!

余談ですが、私は以前勤めた日本語学校で反転授業をやっていました。

私自身、活用とか文法とかその場ですぐ理解し覚えることが苦手なので、動画で予習してくるという授業スタイルはとても自分にも合っていると思いましたし、私のような学習者が安心して授業に臨めるきがしました。

活用はもうルールを教えるだけなので、私がせかせか教えるよりも、アニメーションが多用されているYouTubeのほうがわかりやすかったり(笑)

何を授業中にやって、何を授業外(予習復習)にするかを反転授業を通して考えさせられました。

反転授業に関して知りたい方はこれがまず入口としておすすめです↓

③まんがで知る教師の学び2〜アクティブ・ラーニングとは何か〜

こちらの本は、学校教育の話になりますが、とてもわかりやすくておすすめです。

ときどき耳にする「コンピテンシー」についても触れられ、リーダーシップ論などめちゃくちゃ情報が集約された一冊です。

読んでくださっている皆様の中には、小中学校で日本語指導を行なっている方もいらっしゃると思います。

学校教育現場を知ることも自分の学びになりますし、自分の授業のブラッシュアップにもなりますよね😊

そして、マンガでストーリーが展開されるので、さくっと読めましたよ〜〜

こちらも上記のAmazonリンクから試し読みができます♪

気になる方はぜひ読んでみてください。

「第二言語習得」について理解が深まった本

④第二言語習得について日本語教師が知っておくべきこと

こちらは、ぜひ今養成講座に通っている人に先に読んでもらいたい一冊です。

というのは、養成講座の座学で勉強する「第二言語習得」関連の部分の理解がしやすくなるかと。

検定対策にもなります!

「第二言語習得」と言われると、なんか難しそう……と思ってしまいますが、わかりやすくすぐ読めてしまう本ですよ😊

こちらも上記のAmazonサイトからサンプル試し読みができます。

目次を見てもらうと分かるように、「文法をまずやるべき?」「文法の説明はいる?」「フィードバックって?」など素朴な疑問を中心に第二言語習得で大切にすべきことが解説されています。

素朴な疑問が解決した本

⑤日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界

こちらは最近買った本です。

学習者からよく聞かれる質問とか、自分も知りたかった日本語の疑問とかが万歳で、「なるほど!そういうことか!」とスッキリしました。

ことばの疑問に回答している一冊です!(NHKのチコちゃんの番組みたいな感じです(笑))

国立国語研究所のことばのスペシャリストの先生方がデータに基づいてわかりやすく回答してくれています。

新書でも読みやすかったです!

通勤通学の時間の息抜きにおすすめです😊

⑥ことばの説明・文例集 この言葉、外国人にどう説明する?

⑦「かど」と「すみ」の違いを言えますか?

⑥、⑦の本は日本語の語彙に関する本です。

類義語をどうやって説明するか?みたいな本なので、読むと語彙の教え方のヒントが見つかるかと思います。

私はこちらの本を7年前?日本語学校で借りて読んだのですが、内容の一部を忘れてしまいもう一度読みたくなったので、Amazonをポチってしまいました(笑)

紹介するつもりで書いているのに、私が買うことになるとは……😅

⑦の「「かど」と「すみ」の違いを言えますか」はAmazonで試し読みができるので、ぜひ目次を見てください。

みなさんは、目次の項目を学習者に聞かれて全て説明できますか?(笑)

いくつかの語彙は「違いが知りたい!」となるかと思います!!!😆(笑)

結構、薄い本なので、電車ですぐ読めちゃいますよ。

ちなみに、最近授業で「景色」と「風景」の違いをやりました。

超上級者でも普通に使い方を間違えますし、上手く説明できなかったこの二つは⑦の本に掲載されています😊(私はそんなことはすっかり忘れて、自分で辞書引いたりしてましたが……)

語彙は奥が深いですね〜〜〜♪

まとめ

今回は読書の秋にちなんで、私が今まで読んだおすすめの本を紹介しました😊

気になる本、ちょっと読んでみたい本がありましたでしょうか?

私は幸運なことに、日本語学校でいろんな本を借りたり、大学の講師室、図書館で日本語教育や教育に関わる本に触れる機会が多い気がします。

別に読書家というわけではないです!!

どちらかというと小説が好きです(笑)

でも、一応教師なのでいろんな本を読んでおくか〜みたいな感じで、自己啓発本とか教育関連の本を読むようにしています(笑)😅

そんな私が紹介している本ですので、比較的読みやすい本だと思います。

紹介した本が皆様にとって「何かのきっかけ」になったら幸いです😊

ブログ記事はなかなかコンスタントに更新できず不定期更新です。

更新したら以下のnoteに情報を載せますので、noteもフォローしてくださると嬉しいです✨

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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