さじここさんは、小さいお子さんの子育てをしながら大学院に通われているんですよね?子育てとの両立で大変なことって何ですか?
そうですね、私の場合は…
こんにちは、日本語教師のさじここです。
やっと修士論文が完成し、修士課程修了が見えてきました😭
ここまで長かったような、あっと言う間だったような…そんな3年間でした。
子育てしながら修士課程に在籍している方はやっぱり少ないです😓
なので、そのあたりの情報がなくて私自身大変だったので、忘れないうちに書き留めておこうと思いこの記事を書きました。
これから大学院を目指す子育て中の方の参考になれば幸いです。
学業と子育ての両立で大変だったこと
その①:子どもの熱
一番大変だったのがやはり、『子どもの突発的な発熱』です。
これは働いているママさんも同じだと思います。
発表資料の送付締め切り間近のときや、修士論文提出締め切りが差し迫っているとき、息子は1〜2週間熱や鼻水、咳で保育園に通うことができなかったです😭
コロナでゼミや授業がオンラインで行われるようになったのは、私的はとても助かりました。
でも、なかなか子どもの面倒を見ながら授業に集中することはできず、何度か授業、ゼミを欠席しました😓
(在宅ワークの方も同じ悩みを抱えている思います)
わからないところ等は後で自分でレジュメを見て復習するなどで対処しました。
その②:履修科目や参加ゼミに制約があること
私の大学院は朝の8時45分〜夜19時までの1限〜5限まで時間割が組まれています。
個人的に履修したいと思った授業が1限や4、5限にかたまっていて履修するかかなり迷いました😓
というのも、自宅から大学まで片道電車で1時間なので
1限の8時45分までに大学に到着するには……
7時には家を出なければならない…そして保育園には7時には送っていかなければならない…でも保育園の早朝保育は7時半……😭
4限以降の授業を履修すると…
授業が終わってダッシュして電車に乗って、最寄りの駅に着くのが18時半…延長保育を頼まなければならない……
5限の17時〜の授業はもう帰りが8時過ぎになってもはや延長保育も終わっている…😭
のように、私の授業履修は「保育園の送り迎えに間に合うか」が優先になり、「取りたい授業」の一部は履修できませんでした。
他の同期の院生がさまざまな授業を自由に履修しているのを見ていて羨ましいなぁとも思ったこともあります。
でも、こればかりは仕方がないので、無理のない範囲で単位取得を目指しました。
また、私は修士課程1年の夏休み期間中に出産を控えていたので、国内教育実習(大学の留学センター)に関係する授業を履修することが叶いませんでした(通年で履修しなければならなかったので)。
今はコロナの影響で海外実習が中止になっていますが、コロナの前は海外の教育実習(2週間)が希望者のみありました(多くの大学院はこういうプログラムがあると思います)。
でも、子育て中の私には2週間単身海外へ行くことは難しいだろうな…と思い行くのを断念。
子どもがまだいなかったり、実家が近くサポートを頼めたら手を挙げたと思いますが……😅
なかなか自分の希望優先にスケジュールを決められないのは大変でもあり、少し残念な部分でもありました。
その③:自分の自由な時間がなくなる…
日中は大学院の授業や自分の研究をして、その合間に家事、そして息子が保育園から帰ってきたら息子の世話……
毎日が目まぐるしく過ぎていきます。
ゼミや自分の研究の発表、授業の発表担当が近くなると「発表資料」の締め切りに追われます…😓
大学院は基本なにかの締め切りに終われて生活していた気がします(笑)
そのため、息子を寝かしつけた後のほっとする時間を研究や資料作成に当てることもしばしば……
まあ、自分が行きたくて大学院に通って研究しているわけなので、自由時間がなくなるのは仕方がない、むしろ研究に没頭できているじゃないか!とポジティブに脳内で変換するように心がけていました(笑)
子育てと学業を両立するために大切なこと
スケジュール管理
私の修士課程と子育ての両立で大変だったTOP3をお伝えしました。
じゃあ、どうしたら学業と子育てを両立させながら修士論文を書き上げることができるのか……?
それは、ずばり……
「細かいスケジュール管理」の徹底だと思います😁
特に毎月の「短期的なスケジュール」と修士課程2年間の「長期的なスケジュール」を描いておくのがポイントです。
毎月のスケジュールは、ほとんどの人が立てると思います。
でも、案外、長期的なスケジュールは立てずに修士課程をそのまま過ごしている院生は多いんです😅
そして、そういう人たちは修士1年が終わって、自分の研究の予備調査ができていないことに気づいて焦る→夏休みに本調査→後期に分析→お正月返上で修論執筆→締め切り前日・当日に提出
という危ない橋を渡っています。
自分に自由な時間があって、体力にも余裕があるなら全然それでもいいと思います。
でも子育て中の方は、これは絶対避けるべきです!!
特に修論提出である冬は子どもがいろんな菌をもらってくる(笑)
先述したとおり、私はそれで大変な目に遭いました😓
それでも私が年内に修論提出ができたのは、「長期的なスケジュール」管理を行っていたからです。
私は出産で休学することが入学時にわかっていたので、3年間の研究計画と授業履修計画を立てました。
そのおかげで、研究も授業履修も子育てもちょっと余裕をもってでき、個人的には「やりきった!」と思える修士課程、修士論文になりました。
余裕がなくなると、精神的に本当に辛くなり、いろんなことが上手く回らなくなります。
せっかくの修論も中途半端で不完全燃焼になってしまうかもしれません。
そして、学業だけでなく子育てにも影響が出てしまうと本末転倒になります😭
子どもが熱をだしたり自分が身動きできない時間ができても、普段からスケジュール管理をしっかりして前々行動を心がけていれば、慌てなくてもすみますよ。
これは仕事でも同じですね。
取捨選択
先述のその②で述べたように、子育て中の方はいろんな制約が出ると思います。
私は子どもがまだ0〜2歳だったので働けず、なるべくお金を節約しながら大学院に通いたかったので、延長保育も極力利用しないような履修にしました。
でも、どうしても取りたい4限の授業があったのでその授業のときだけ、延長保育を申し込んだり主人にお迎えに行ってもらったりやりくりして履修しました。
子育て中だからといって全て諦める必要はないと思います。
でも他の院生と同じように全てを頑張るのは厳しいのが現実です。
自分にとって「何が一番大切なのか?」「ベストな選択は何か?」と考えておくと在学中色々迷わなくてすむと思います。
私はこれに気がつくのに2年ぐらいかかりました(笑)
もっと早く気づいていれば、色々無駄に悩まなかったと思います。
まとめ
私が修士課程中によく指導教官やサブゼミの先生に言われたのが、
「あなたは無理のない範囲でやれることをやればいい。無理は厳禁」
という言葉でした。
子育てしながら研究するのは他の人より大変です。
先行研究もたくさん読む必要がありますし、分析手法も自分の研究に合うものを自分で探す必要があります。
この段階は本当に「宝探し」のようでした。
お宝が埋まっている場所がわからない手探り状態…
時間をかければ上手くいくわけでもない、正解が見つかるわけではない…でも時間は必要……
時間がないとじっくり自分の研究テーマと向き合うことができない……
どうやってその「時間」を捻出するか……?
修士課程在籍する院生がぶち当たる壁だと思いますが、子育て中の方は特に葛藤するポイントになるでしょう😓
時間の使い方が全ての『鍵』ですから、大学院入学した瞬間から履修計画、研究計画を立てることをおすすめします。
そうすれば、悔いのない大学院生活と子育てを両立できると思います!
少しでもこの投稿が子育て中でも大学院を目指したい方のお役に立ったら幸いです。
この投稿の他にも実体験を書いた記事↓や大学院の選び方について書いていますので、よろしければそちらもお願いします😃
最後までお読みいただきありがとうございました。
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