
大学院って、そもそも何人ぐらい合格できるんですか?50人?100人?

いやいや、大学院の定員は学部みたいにそんな多くはないですよ!だいたい10名〜15名ぐらいじゃないかと……
前回に引き続き、大学院入試の二次試験についてお伝えします。
学部試験と違って、ベールに包まれている大学院入試(笑)
すこしでも大学院入試情報をお届けするために、自分の経験をもとにまとめました。
みなさまのお役に立てたら幸いです😃
大学院の定員はどのぐらいなのか?
定員の話は前回お伝えし忘れていましたね。😅
大学院は学部のように定員は多くありません。
なので、だいたい10名〜15名ぐらいなのではないでしょうか?
これもHPで確認できますから、調べてみてくださいね。
『10名!?え〜!!すごく狭き門じゃないか!?』
と思いますよね?😅
私も実際そう思いました。
確かにそうかもしれませんが、受験者も学部ほど多くはないですから😃
ちなみに私が受けたときは定員10名のところに受験者が約60名ほどいたので倍率は6倍……
数字で見るとげっ!?ってなりますが、蓋を開けてみると…
受験者の多くが外国人で、特に中国人受験者が大多数でした。
外国人受験者(日本語非母語話者)と、日本人(日本語母語話者)は試験問題も定員枠も違う大学院があると思いますが、私の大学院は同じでした。
(国籍関係なく←大学院によります)筆記試験を行い大体上位20名ぐらいが二次試験に進めます。
一次試験の筆記試験でかなりの人数が落とされますので、筆記試験突破できるように対策をしたほうがいいでしょう。
二次試験の内容
二次試験の内容を説明する前に、「研究計画書」について説明しますね。
「研究計画書」は言葉通り、自分が修士課程で何をどう研究したいのかを書いたものです。
これは願書と一緒に提出します。
この書式は各大学院で異なるので、必ずフォーマット等を確認してから書くようにしましょう。
書式が違うとその時点で落ちるかと…😱
(『研究計画書の書き方』については、また別の投稿で説明しますので、今回は割愛します)
で、二次試験はこの研究計画書に基づいて教授たちと面接します。
だから研究計画書は重要なんです!!
私のときは、私が希望した指導教官の先生と他2名の先生の計3名との個人面接でした。😅

面接で聞かれたことは…
- どうして大学院進学をめざしたのか?
- 日本語教師になった理由
- 研究内容について
- 大学院進学してどうしたいのか? など…
私の場合はざっとこんな感じ…
私は人事をちょっとやっていて採用面接をやる側だったので、
面接慣れしていたので、あんまり緊張しませんでした(笑)😅
聞かれる内容も予想がついていましたのでね〜〜
でも、自分の研究計画書について、突っ込んだ質問をされたときは、かなり焦りました😱
「研究方法があんまり書かれていないけど?」
「現時点で調査できるフィールドがあるのか?」
「参考文献のほどんどがインターネットから持ってきたものではないか?」
などなど……
やっぱり、研究計画書はしっかり自分で考えて書かないと、相手はプロですから見破られます。
他人に書いてもらうなんて絶対ダメ!それはやめましょう!!
というのも、私が教えていた中国のある学生は知り合いの先輩に書いてもらい大学院を受験していたんです。😱
そのことを指摘したら、
「先生、そんなの中国では当たり前ですよ〜〜〜」
って悪びれる様子もなく…😥
衝撃でした😫
二次面接の質問は本当に面接官によるし、それぞれの研究計画書によるので参考にならないかもしれません。
二次試験の服装
私の大学院では二次試験は特に服装などの規定はありませんでした。
なので、私服で行こうが、スーツで行こうが構わない。
でも、私は「スーツ」で行きました。
やっぱり、面接ですから、ビシッとしたほうが相手の印象はいいと思います。
これは採用担当をやっていたときの経験からですが、
「身だしなみ」はとても重要です。
相手は選ぶ側…
他の人と比べて選ぶのですから、
色んな要素が得点化される。
人を見た目で判断しないとは言いきれません。
「こういう場でしっかりできない人は研究もしっかりできないだろう」
と判断される可能性もあるので、スーツで行くことをおすすめします。
女性の方で、
「リクルートスーツがないよ〜〜!!😫」
という方いらっしゃるのでは?
私もその一人でしたから大丈夫。
上は黒のジャケットに白ブラウス、下は黒のパンツでパンプス履いて臨みましたよ😅
あまり派手でなく会社で働けるジャケットスタイルなら大丈夫だと思います。

まとめ
いかかでしたか?
大学院入試はだいたいみんなこんな感じだと思います😅
(一次試験について知りたい方はこちらをお読みください)
社会人になって大学院を目指そうと思っている方って多分、そんなにいない気がします(笑)
というのも、私が受けたとき社会人で日本語教師の受験者が少なかったんです。
日中授業がある大学院に入ると、今まで通り週5とかで働けませんから、金銭的にも時間的にも制約が出てきてしまいます。
大学院で修士号とったとしても、大学で教えられるかはわかりませんし、
修士号をもっていても、さほどプラスにはならない。(日本語学校で給料がプラスになることはない)
でも、私は今、日本語教育の広い世界を知ることができて満足していますよ。
第二習得理論やさまざまな教授法、研究というものがどういうことなのか、
知ることができたことは自分にとってプラスですし、
きっとこれからの日本語教師としてのしごとに活かされると信じています。😃
自己投資としてはお高い大学院ですが、目指してみる価値はあると思います。
ちょっとでも興味が湧いたのなら、ご自身で色々調べてみてください。
大学院では一緒に日本語教育を盛り上げたい意識の高い人たちが集まっていますから、
いい刺激になりますよ♪
本日もお付き合いいただきありがとうございました。😁
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