このコロナの影響で最近留学生が減って…私も日本語教師としてやっていく自信がなくなってしまいました。
そうですよね…私も同じです。本当にしんどいですよね…
こんにちは。日本語教師のさじここです。
去年のこの時期は、「きっと来年にはワクチンが普及して、留学生も戻ってきてるかも!」なんて楽観的に思っていましたが、今年に入っても留学生は入国できず…未だに入国できず……😓
来年の今頃はどうなっているのか、自分自身が日本語教師としてやっていけているのかとても不安に感じます😥
同じようなことを考えている方、いらっしゃるのではないでしょうか?
「せっかく50万円かけて養成講座に通ったのに、一度も教壇に立てていない…」
「どんどん授業が減らされて、どうしよう…」
「とうとう自分が受け持っていた学生が学校を卒業してしまい、学校から退職を打診された。」(←これは私です😫)
毎日鬱々としていたときに、私の尊敬する大先輩からいただいたありがたい言葉をメモしたノートを発見しました!
これを思い出して私は少し前向きになれたので、みなさんにシェアしたいと思います。
名言その①〜日本語学校のK先生のことば〜
K先生とは、普段はあまり接点がなかったのですが、学校の研修でとてもお世話になっていました。
普段は企業の研修などを担当されているので忙しいのに、私に気さくに話しかけてくれ、いつも目からウロコの教え方や日本語教師業界のことを教えて下さいました。
K先生と年末のパーティーでたまたま二人になったときに、私がこんなことを尋ねました。
「K先生〜、日本語教師って時給が安くないですか? どうしたらもっと稼げますかねぇ〜?」
私は完全に酔っ払っていました(笑)
よくもまあ、大先輩かつその学校の常勤の先生にこんなことを言えたなぁ〜と思います😅
そしたら、K先生は真面目にこんなことをおっしゃいました。
『そんなの簡単よ。
他の人にはないスキルを持った選ばれる教師になればいいこと。
そのために日々精進しなさい。』 (by 某日本語学校のK先生)
それを聞いた私は、「なるほど〜!!」と、すぐメモしていました(笑)←単純😅
まあ、当たり前のことだと思いますが、当時の私にはない視点でした。
でも、「他の人にはないスキル」ってなんだろう?
「選ばれる日本語教師」になるためどうしたらいいのだろう?と悶々としていました😥
それから何年か経った今、K先生の言葉は今の私にとってとても重要なアドバイスだと感じています。
コロナの影響で世界的にICT教育が進み、なかなかICT教育に踏み切れなかった日本語学校業界は大きく変わり、アナログだったものがデジタルに、対面しかやらないと言っていた先生たちがどんどんオンライン授業に参入しています。
そんな競争が激しいこの業界で「選ばれる日本語教師」になるためにはどうしたらいいのだろう?と試行錯誤するのは大切です。
授業のスキルを磨くために研修会に参加してみたり…
いろんな分野の本を読んで違う業界のことを学んでみたり…
勉強したことがない言語を勉強したり…
これらはきっと「他の人にはないスキル」につながると思います。
そして、そのスキルが学習者にマッチしたとき「選ばれる日本語教師」になることができる。
言葉で言うのは簡単ですが、途方も無い労力が必要ですし、すぐ成果に現れないかもしれませんからモチベーション維持も大変です😓
私はこれから日本語教師の仕事がなくなりそうで不安な気持ちもあるのですが、
未来なんて誰もわからないので考えることを保留にし、K先生の言葉を胸に今できることを一つずつやろうと前向きに考えることにしました😁
名言その②〜某大学院のN先生のことば〜
2つ目のことばは、私が通っている大学院のN先生のことばです。
N先生は、子育てしながら修士課程博士課程に進み、大学で教授になられました。
私も子育てしながら現在修士論文を書いていますが、N先生が二人のお子さんの育児をしながら博士課程まで修了し海外勤務を経て大学院教授になられているのは本当にすごいことです!
まだ先生の時代は今よりもっと女性が活躍できる社会雰囲気ではなかったですから…
私はそんなN先生にあやかりたくて、人生で成功する秘訣を聞いたことがあります(笑)
これはそのときのN先生の言葉です。
自分が望むポジションを得るためには「実力」だけではだめ。
そのときの「運」も必要だし、なにより「ご縁」が大切。
自分のスキルのメンテナンスだけでなく、人との「ご縁」のメンテナンスをしっかりしておけば、自然と「運」が味方してくれる。
だから、この3つをしっかり心に留めてがんばりなさい。 (某大学院のN先生)
これを聞いた私は「確かにそうかも…」と思いました。
どんなに「実力」があっても誰にも評価されなかったら次には進めませんし、見つけてもらえるかどうかは「人脈」だったり「運」だったり…
そんなN先生のことばは、日本語教師というより、すべての職業に当てはまる言葉だと思います。
この情報社会では、何がバズるかわかりません(笑)
あの有名なピコ太郎さんの「PPAP」の曲だって、ジャスティン・ビーバーがTwitterで拡散して一気に広まりました。
でも、これは古坂大魔王さんが色んな人に楽曲を提供していて人脈があって、偶然ジャスティン・ビーバーの目にとまり、つながっていったという説があります。
N先生の言葉を借りるなら、ピコ太郎さんには「実力」「ご縁」「運」が揃っていたから成し遂げられたのではないでしょうか😚
またN先生は「チャンスって巡ってきたときに飛びつかないと、逃げちゃう」ともおっしゃっていました。
実際私は、チャンスが巡ってきてもなかなか勇気が出ずやりたいことを諦めた経験が何度もあります😫
また、なにかのマンガでチャンスというのは「ドアノブのない扉」のようだと表現されていました。
相手からはいつでも開けることができるけど、こちらからは開けられない…それが「チャンス」
私は、勇気を出して飛び出していけるように「実力」をメンテナンスし、少しでも扉が開く回数が増えるように「ご縁」も大切にして、「運」を呼び込む計画です(笑)
こんなときだからこそ、私はお世話になった人やその後が気になった人にメッセージを送って、今まで自分が紡いできた「ご縁」を大切にしたくなりました😊
私は現在、コロナ禍でなかなか自分の思い描いていたキャリアを歩めそうにないのですが、N先生の教えのこの3つを大切に時期が来たときに飛び立てるように、メンテナンスをしておこうと思っています。
もしかしたら、その「ご縁」を通じて何かを引き寄せることができるかも?!😁
まとめ
思っていたよりもこのコロナの影響が長引きそうで、私も本当に日本語教師として働き続けることが困難になってきました。
うまくSNS活用したりやオンラインでのプライベートレッスン等で続けていけたらいいのですが、うまくいくときといかないときが……😫
そういうときってTwitterやInstagramで見る他の人の世界って輝いて見えるので、私は余計鬱々としてしまいます😥
この出口の見えないトンネルを歩き続ける不安って、現在みんなあるのではないかと思い、こういう投稿を書きました。
特に養成講座を修了したばかりの人で、「こんなはずじゃなかった…こんなにお金を投資したのに…働けないなんて…」と思っている人はいるのではないでしょうか?
今、私のような日本語教授歴がある経験者でも今は就職は難しいです😥
しんどいですよね…泣きたくなりますよね…😥
でも「止まない雨はない、明けない夜はない」ですから、私は今できることをコツコツしていくしかないか〜と考えるようにしています。
隣の芝は青く見えますが、隣の芝よりも周りの景色を見たほうがいろんなことに気がつけるかもしれません。
もし、一人で鬱々したときはK先生とN先生の言葉を思い出してみてください😊
一緒にこのコロナ禍を乗り越えていきましょう!!
この投稿が少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!😊
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