アフィリエイト広告を利用しています
アフィリエイト広告を利用しています

新米日本語教師の私が日本語教師の大先輩から学んだこと〜授業の心構え名言集〜

日本語の教え方

さじここさんが、『授業をするときに大切にしていること』って何ですか?

さじここ
さじここ

そうですね〜、私が大切にしていることは……

こんにちは、日本語教師のさじここです♪

日本語教師をされているみなさんは、いつも『授業のときに心がけていること』ってありますか?

また、これから日本語教師デビューをする方で、『自分か授業をするときに大切にしたいことをすでに持っている方はいますか?

今回は、私が出会った尊敬する先生方の名言集を紹介したいと思います😄

名言その①〜養成講座のS先生のことば〜

私は日本語教師養成講座(以下、養成講座)に通って日本語教師の資格を取得し、日本語デビューしました。

養成講座はたくさんの科目の単位を取得しなくてはいけないのでいろんな先生の授業を受けます

たいてい科目で先生が変わるので、別の科目で同じ先生ということはその当時は時間割的にあまりなかったのですが、私はたまたま「日本語文法」と「語彙と日本語教育の歴史」で同じ先生(S先生)に当たりました。

初めてそのS先生に出会ったのは「日本語文法」の授業で、私はたまたま一番前の席に座っていました。

そのS先生の文法はとてもわかり易いのですが…めちゃくちゃスパルタ!

そして、容赦なく当てられます😨

私は一番前の当たりやすい場所に座っていたので、毎回S先生の餌食に。。。😥

(まあ、その分アウトプットできて、理解が深まった……と思います)

その先生にとって私は結構印象的な学生だったようで、次の「語彙と日本語教育の歴史」の授業でも餌食になりました…(汗)

S先生はスパルタで授業についていくのが大変だったのですが、授業の合間にご自身の体験談を話してくれ、日本語学校がどんな感じなのか知ることができました。

また、S先生の教師のビリーフを聞くこともでき、授業科目だけでなく教師として大切なことを教えてもらえましたよ。😄

そのS先生授業で、私が今でも覚えている印象的な言葉が―――

『教師は演者であり、教室は舞台。だから、教師は学生を楽しませる授業をしなくてはいけない。演者であるあなたたちは、いかに学生を楽しませ自分の世界に引き込ませるかを常に考えて授業を組み立てなさい』  (by 養成講座のS先生)

どうですか? 強烈でしょう?(笑)

「つまり、私は舞台女優、お笑い芸人を目指せってこと?!😨」

それを聞いた当時は「はぁ〜〜?! 何言ってるの…この人…」と思いました。(笑)

しかし、日本語教師として教えている今、このS先生の教えは私が授業をするとき、授業準備をするとき、とても大切にしています。

これは今の私のポリシーであり、私の日本語教師としての軸です。

学生を楽しませてこそ、本物の日本語教師だと、私は思っています。

学生を楽しませることも大事ですが、自分が教えていて楽しいかも重要です。

私の経験上、自分が楽しめない授業は、学生もきっと楽しめていない……

だから、私は授業準備はベストを尽くして準備するようにしています。😁

名言その②〜某日本語学校のN先生のことば〜

続いて紹介するのは、某日本語学校の専任のN先生の言葉です。

このN先生は初級クラスの取りまとめをしている専任の先生で、私がその日本語学校に入った時の研究からお世話になっています。

そのN先生はちょっと気分屋の方で、正直苦手でした…😅

でも、フィードバックが上手なんで、何でしょう……不思議と、「あ〜この人の言っていることは確かに正しい、私は改めなきゃいけない…」と思うことがしばしばありました。

それは、私の授業で学生がとても盛り上がって、隣のクラスまで学生の声が響いてしまっていると…私はN先生に授業後、呼び出されました。

呼び出され、そのことを告げられた時、たしかに隣のクラスに迷惑をかけてしまったと思いましたが、それと同時に学生が楽しくしているのだからちょっとはいいじゃないか…ずっとじゃないんだし…と、心の中でちょっと反発心が。

N先生はそのちょっとした私の態度を察したのでしょうか? 

私に向かって、こういいました。

「さじここ先生は、授業中よく喉が乾きませんか?授業が終わった後どっと疲れませんか?」

と……

一瞬、戸惑いましたが、「確かにいつも喉が乾いて授業後は疲れが出ます」と答えました。

すると、そのS先生は―――

『先生自身が疲れてしまうような授業をしていては駄目。もっと自分をコントロールして授業をしないと、あなたも学生もずっと気を張って疲れてしまう。授業は「動」と「静」をうまく切り替えてやらないと、クラスをコントロールできなくなるし、あなた自身の体力に限界が来る 。いつも自分を客観的に見ながら授業をしたほうがいい 』 (某日本語学校のN先生)

と優しく私に言いました。

N先生の指摘は私の中にすっと入っていきました。

初級の授業はほかのレベルに比べて、使用できる語彙や文法が限られます。

その分、絵や写真、寸劇などいろんな方法を使用して、文法や語彙を伝えますから。

自分の意図していることがなかなか伝わらないときは、こちらも一生懸命になってしまって、どうしても私の声も大きくなりがちに…😨

そして、教師の発話も多くなって学生が全然話せてない授業になったり、一部の学生だけで盛り上がっていたり……😥

N先生はそのときの私の授業を見ていませんが、きっと聞こえてくる学生の声や私の声でどんな授業になっているか想像できたのでしょう。

いや〜言い当てられて、とても恥ずかしかったですし、とてもショックでした。😫

でも、このN先生の言葉がなかったら、きっと今でも独りよがりの授業をしていたと思います。

ありがたいフィードバックでした。

(しばらくショックで授業するのが怖かったですが…(笑))

誰かに自分の授業を指摘してもらえることってあまりないと思うので、自分を客観的に見て振り返ることはとても大切ですね。😁

まとめ

今回紹介した二人の尊敬する先生の名言は、相反するものでしょう。

S先生の言葉は「動」で、N先生は「静」を伝えるもの。

どちらも教師にとって大切な要素なのではないでしょうか?

私はどちらかと言うと、人を楽しませることの方が得意なので、どうしても「動」に授業が傾きます。

でも、教えている学生の学習スタイルは色々で、淡々と教えてほしい人もいますし、大人の学生もいますからただ楽しいだけじゃ評価されません。

私が今まで授業見学をさせてもらった大ベテランの先生方は「おもしろいポイント」と、「静かに淡々とやるポイント」を使い分けてやっていました。

そういう授業は時間があっという間に過ぎますし、すっと頭に今日の学習文型が入ってきます

そして、どのレベルの学生にも対応できます。

私は、まだまだですが、授業で「動」と「静」を使い分けられる日本語教師になりたいと思っています。😁

みなさんはどんな授業をしたいですか?

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました♪

にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました