文法の教え方は養成講座の実習とかでやって、なんとなくわかっているけど、たとえば作文の授業とかってどうしたらいいかイマイチわからずやってるんですよね……
あ〜わかります……私も新人のころはとりあえず作文書かせて〜って感じの授業しかできてませんでした……
こんにちは、日本語教師のさじここです。
今回の投稿も前回(教案作成のヒントになるおすすめの本)に引き続き、日本語教師に関連する本を紹介したいと思います♪
この記事で紹介するのは、実際私がお世話になった本ばかりです😊
ブログでいろんな本を紹介していますが、私は本好き……というわけではないです!!
あくまで、授業のスキルアップのために読んでいる……(笑)
なので、本が苦手……という方でも読みやすい本たちだと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
では、早速紹介します♪
おすすめその①:「読解・会話・作文・聴解」のポイントを1冊でおさえられる本
★「どう教える?日本語教育「読解・会話・作文・聴解」の授業(日本語教師ハンドブック)」望月 雅美 (著)
タイトル通り、1冊で「読解・会話・作文・聴解」が網羅されている教え方について書かれた本です。
著者の望月先生は、このあとに紹介する日本語教師7つ道具シリーズの著者の先生でもあるので、本の雰囲気は7つ道具シリーズに似ている気がします😊
活字が苦手な方でも読みやすいように、図解などで解説されていますよ😄
それぞれの技能の具体的な活動例ものっているので、実際の自分の授業で試してみたりできるかと……
もし、日本語学校にこの本が置いてあったらぜひ借りてみてほしい一冊です。
こちらは電子書籍(kindle版)も出ています。
一冊で網羅されている反面、一つ一つの分量は少なくなってしまうので、もしがっつり「作文だけ知りたい!」という場合は、次から紹介する技能別の本がおすすめかもしれません。
Amazonのサイトからなら少し立ち読みできるので、気になる方は上記リンクから試し読みしてみてください♪
おすすめその②:【技能別】授業のポイントの本(入門)
★日本語教師の7つ道具シリーズ
はい、私さじここは「日本語教師7つ道具シリーズ」のほとんどを網羅しています(笑)
めちゃくちゃお世話になっているシリーズです😄
もうこれが学校に置いていないなら是非ともシリーズで揃えて、参考図書リストに加えていただきたいぐらい、お勧めできる本です!!
学校で設置するなら、シリーズで揃えた方がぜったいいです。
作文と読解だけ置いたら、「え?漢字のやつはないんですか?読みたかったのに……」って非常勤から言われると思います!!
そう、そうやって、私は勤務校で本を揃えてもらいました〜〜(笑)
だって、個人で全部揃えるのは限界が……
非常勤の給料安いし……みんなとシェアした方がいいし……😅
ちなみに、このシリーズのほとんどを担当されている大森先生はお勧めその①で紹介した望月先生と同一人物です!
このシリーズはご結婚前に書かれたものなので、苗字が違っているそうです。
こちらの「読解」は、国際交流基金(JF)の公式サイトでもおすすめされていますよ〜(その公式サイトはこちら)
技能別って、「ふんわり、なんとなく」教えている方が多いのでは……と思います😅
この本に出会う前の私もそうでした。
でも、文法と同じで、効果的な授業デザインっていうのが技能別にも存在しますし、とりあえず「書かせて」「話して」「読んで」終わり〜じゃもったいないと本を読んで感じました。
後ほど加えて紹介しますが、「作文」の授業って結構、学生嫌いな人多くないですか?
先生自身も、添削面倒だな……とか結構やりたくない……雰囲気が漂っている……気がします。(私が初めて勤めた勤務校ではそう感じました😅)
でも、2校目の学校で作文授業のやり方を教わって、この本たちを読んだら、私自身「作文」の授業が好きになりましたし、学生もイキイキと作文を書いてくるようになりました!
工夫すればとても面白い授業になることがわかって、他の技能別の授業も見直すきっかけになりました。
技能別の授業は、普段の文法や漢字の授業のアウトプットができる貴重な場でもあると思いますので、文法や漢字の授業との連携もポイントだと思います。
そういうポイントが知りたい方は、ぜひ一冊手にとってみてくださいね😊
Amazonのサイトからなら少し立ち読みできるので、気になる方は上記リンクから試し読みしてみてください♪
おすすめその③:読解・作文の授業がイマイチ……と感じる方におすすめの本
★日本語教師のための 実践・読解指導 石黒 圭 (編集)
★日本語教師のための 実践・作文指導 石黒 圭 (編集)
こちらの本は、初めて読解や作文の授業を受け持つ新人さん向けというより、どちらかというと、もうすでに授業を受け持っていて悩んでいる日本語教師向けかと思います。
ある程度、経験がある日本語教師の方で「う〜ん、なんか作文、読解の授業ってつまんない」「マンネリ化している気がする……」と悩んでいたら、ぜひ読んでもらいたいです。
難しそうな内容かな……と思いきや、教師が抱く「あるある悩みQ&A」方式で書かれているので、読みやすいですし、自分が悩んでいるところ(例えば「作文のフィードバックの仕方がよくわからない」「作文は手書きじゃなくてWordで書かせてもいい?」など)だけのヒントだけ探しながら読み進められます😄
というのも、私自身、作文の添削に悩んむ中で、この本に出会いました。
紹介されている教室実践を参考にさせてもらっています。
「作文指導」も「読解指導」の方も、さまざまな実践をしてきている先生方の授業を見学させてもらっている気分になりました。
なかなか、他の先生の授業を見学できずにいる方は、この本を読むといいかもしれません😊
さまざまなノウハウ、テクニック、理論が一冊につまった本です!
「日本語教師のための 実践・作文指導」の方は、上記のリンクのAmazonから試し読みができますので、気になる方はまず試し読みしてみてくださいね♪
まとめ
今回紹介した書籍の感想もあくまで私個人の主観的なものです(笑)
私は大きな書店に行くと必ず日本語教育関連の棚をチェックし、面白い、ためになる本を探しています。
都内の紀伊國屋さんや丸善さんはかなり充実していて、至福の時間〜〜✨
しかーし、私の地元(田舎)の書店、大型書店でも日本語教育関連の教科書や参考書は全く置いていません……
おそらく、ほかの地方の書店でも日本語教育関連の書籍はあまり取り扱っていない気がします😥
日本語教育関連といっても、学生向けのJLPTの問題集はあるけど、教師向けの参考書は置いてなかったり、置いてあっても数が少ない印象です😥
明らかに日本語学習者の人数の方が多いので、仕方ないですね。
そうなると、ネットで入手するしかない……
でも、ネットだと中身がみれなかったりするので、購入するのはちょっと躊躇する自分がいます(笑)
「日本語教育の参考書って3,000円ぐらいなので、やっぱり購入前に中身をチェックしたい!!」
私のような方はきっと多いはず……🙄
そして、日本語教師になったばかりの人は、どの本が読みやすいのかわかりやすいのか知りたいのではないか?と思っています。
そんなことをふと考えながら、私が出会ってよかった日本語教育関連の本を紹介しています。
Amazonや出版社の公式サイトでは一部立ち読みができるので、ぜひ色々みてみてくださいね!
皆様にとって少しでも参考になったら幸いです😄
この記事以外にも、オンラインでプライベートレッスンしている方向けのテキスト紹介や、ビジネス日本語を教えるときのおすすめのテキスト記事も書いていますので、そちらもぜひチェックしてみてください😊
そろそろ、書籍関連の記事が増えて探しにくくなってきたので、「まとめ記事」も書こうと思っていますが、なかなか時間がなくて……😥
書きたいネタは色々あるのですが〜〜時間が〜〜足りない〜〜って状況です(涙)
私の近況についてはnote↓で書いていますので(更新頻度低いですが)、そちらもぜひよろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました😊
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