【大学院入試】研究計画書の書き方①〜研究テーマの設定〜

大学院

大学院進学を考えているんですけど、研究計画書が全然書けないんです…

さじここ
さじここ

なるほど〜。私も同じで何を書いたらいいかわかりませんでした。では、今回は「研究計画書」についてお話しますね!

こんにちは、日本語教師のさじここです。

秋になると、大学院入試が始まるので、大学院進学を目指す人はまさに今、研究計画書を書いているのではないでしょうか?

でも、日本語教育の研究計画書の書き方を詳しく解説してくれているブログとかあまりなくて、当時のわたしは困りました…。

そこで今回は、私の経験を元に、大学院入試のための『研究計画書の書き方』の「研究テーマ設定」についてお伝えしたいと思います😃

研究計画書とは?

研究計画書ってなに?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

研究計画書とは、「大学院で研究するための計画書」のこと、大学院入試で必ずといっていいほど求められます!

そして、この研究計画書は入学後も何度も改定しながら、修士論文を仕上げていく…

修士論文(以下、修論)の土台みたいなものですから、とても大切です。

これがしっかり書けてないと大学院合格するのは難しいでしょう。

というのも、この研究計画書は合否審査の一要素ですし、この研究計画書を元に二次試験の面接が行われるので……😫

そして、修論はもちろんですが、研究計画書にも『お作法』みたいな、書くルールがあります

しっかり研究計画書のポイントを押さないと、入試で「この人は2年で修論を仕上げられそうもないな…」と判断されて落とされることになりますから、研究計画書をこれから書く人や今書いている人は、以下のポイントを参考にしてみてください。

※このポイントは、私自身の経験やゼミで研究生の研究計画書の発表で周りの先輩や先生が言ったことをまとめたものになります。

研究テーマの設定について

研究計画書を書くには、まず自分が興味関心があることや、今の日本語教育の問題点を見つめ直す必要があります。

テーマを決めるポイントは『自分が本当に修士課程で研究したいこと』かどうかです。

ある研究生がゼミで自分の研究計画について発表したときに、「どうしてこの研究をしたいと思ったのか?」「なぜこのポイントに関心があるのか?」…博士課程の先輩や、先生からめちゃくちゃ質問されていました。(ちなみに私も聞きました)

私はいろんな人の論文を呼んだり、研究計画の発表をずっと聞いてきて、「研究動機」がいかに大切か今、実感しています!

というのも、研究動機がないとテーマ決まらないんですよね。

テーマが決まらないと調査方法や調査フィールドは決められませんし……

なので……

  1. 「自分の興味関心は何なのか?」「どんなことに問題意識を持っているのか」を考える
  2. 研究動機を自分の中で言語化する
  3. 研究テーマを決める

私はこの順番で研究テーマを考えることをおすすめします

過去に研究生が「母校の大学の先生に勧められたテーマだから」とか「ただなんとなく決めた」とか…みんなの前で言ってしまい、みんなからボコボコにされていました😅(少しは隠しなよ〜ってかんじですが…)

また、「コーパスを使って研究してみたいから」とか手法から決めるのもあまりよくないです。

「やりたいこと」があっての研究手法ですし、その手法が合わなかったらテーマも変えなければならなくなりますから。

「研究動機」は研究計画書のはじめにまず書くべき項目ですから、出発点がぶれていたり曖昧だとそのあとの調査に関する計画が支離滅裂になってしまいます。

また、研究に行き詰まったときに自分自身が迷子になります。

だから、自分の本当の気持ちに耳を傾け、本当に研究したいテーマについて書きましょう。

なかなか研究したいことが見つからない人は…

とはいっても、全然自分のやりたいことが見つからないんですよ。修士の学位はほしいけど、研究がとてもしたいというわけではなくて…

さじここ
さじここ

わかります、その気持ち。わたしもそれでなかなか研究計画書かけませんでしたから。

これを読んでくださっている方の中には、自分のやりたいことが見つからなくて、テーマが決まらず研究計画書を書き進められない人もいるのではないでしょうか?

私も相当悩みましたから、その気持ちよくわかりますので、私がしたことをシェアします。

私がやったことその①:学会に参加

研究テーマに行き詰まった私は、学会に参加して他の人の研究から自分の興味がありそうな分野(テーマ)を探しましました

「え!?学会!?敷居高くない!?😫」

と思った方、大丈夫です!

私もドキドキしながら参加しましたが、案外大丈夫でした(笑)

自分が何か発表するわけではなく、人の研究発表を聞く側なのでそんなに気負う必要はありません。

やっぱり、みんながどんな研究をしているのか動向を探るのは重要です。

自分がやりたいことがすでに他の人が研究していて明らかになっていることだったら、研究する意味がなくなりますし、自分が思いもしなかった研究分野に惹かれる、または挫折する可能性もあります。

学会の発表のほとんどはしっかりと査読審査(ちゃんとした研究かどうかチェック)に通ったものばかりなので、論文の書き方や研究手法などとても勉強になります。(後ほど詳しく)

いろんな学会がありますが、「日本語教育学会」はとても有名で、春季大会・秋季大会はさまざまな分野からたくさんの発表(口頭発表、ポスター発表)があります。

春季大会はある意味、お祭りみたいな感じで規模が大きく、参加者も大学関係者だけでなく地域のボランティアの方や日本語学校の先生など、外国人の日本語教育に興味のあるさまざまな分野の方が毎回参加しています。

最近は、コロナの影響でオンライン開催になっていますから、全国どこからでも発表を聞くことができますよ😄(ただし、参加料必要!)

もしかしたら、自分が気になるテーマが見つかるかもしれません!

(例えば…「年少者教育」「コーパス研究」「技能実習生」「ICT教育」「教育文法」「地域のための日本語」「ビジネス日本語」など…)

ちょっと興味があるなら、まずは日本語教師学会のHP(http://www.nkg.or.jp/)を覗いてみてはいかがでしょうか?😄

私がやったことその②:自分の経験を振り返る

自分が日本語を教えているとき不思議に感じたことや、外国人と接する中で困ったこと、周りが困っていることがないかり返ってみましょう。

案外、日常生活に研究テーマのヒントが落ちていたりします。

研究というのは、社会や生活をよくするため、問題を解決するために行うものでもあるので、こういった日常に潜む問題意識は重要で必要とされる研究になると先生がおっしゃっていました😄

ちなみに私は百貨店の総合職で働いていたときの経験から、私は「日本で働く外国人」について興味がわき、いろいろ論文や資料を探してテーマを設定しました。(現在の修論テーマはちょっと変わりましたが😅)

自分の経験を振り返ることで、自分のオリジナルの研究テーマを見つけることができると思います。

なので、常日頃からいろんなことに関心を寄せて問題意識をもつ主体性は大切かと。

私の大学院の留学生の多くは文法研究をしているのですが、彼らの研究はやっぱり「自分がもっと使い分けをしりたい文法」だったり、「どうしたらもっと効果的に日本語を教えることができるのか」などで、自分自身の日本語学習の経験が出発点になっているものが多いです。

日本語を教えていて、「なぜ?」「どうして?」に直面したら、メモをしておくといいでしょう。

それが研究テーマのきっかけになるかもしれませんから😃

まとめ

今回はまず、研究計画書がどういうものなのか、研究計画書のテーマの設定についてお伝えました。

日本語学校の学生の進路指導の一貫で、研究計画書の指導していても自分自身書いたことがない人は多いのではないでしょうか。(大学院に進学したいと思わなきゃ書きませんよね…😅)

もし自分の学生の中に研究計画書のテーマがなかなか決まらなくて困っている学生がいたら、上記のポイントを伝えてあげてほしいです。

アカデミック・・ライティングや日本語の添削はもちろん、テーマの決め方について指導できると、大学院を目指す学生にとって頼もしい先生になれると思います😄

研究計画書の書き方②(先行研究の探し方について)は以下の投稿↓をお読みいただければと思います。

また、書いたけど見てもらう人がいなくてお悩みの方は、私さじここ自身が「ココナラ」を通じて添削依頼を受け付けております↓

大学院入試に必要な研究計画を添削します 日本語教師で大学院合格を目指す人必見!

私の体験がみなさんのお役に立てたら幸いです♪

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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