【italki】日本語を教えるときのおすすめ教材と日本語の教え方

オンライン日本語教師

italkiで教え始めたんですけど、italkiは日本語教材を自分で用意しなきゃならないので困っています……みんなどんな教材使ってるんでしょうか?

さじここ
さじここ

そうですよね。特にitalkiで日本語教師デビューの方は戸惑いますよね……

こんにちは、日本語教師のさじここです。

italkiで日本語を教えるときに必要なのが「教材」です。

オンライン英会話レッスンのように、italkiには無償提供のテキストがありません!!

なので、すべて日本語教師にお任せですから、日本語教師デビューしたばかりの方は戸惑うかもしれません😥

教材の悩み
  • 学習者からおすすめの教材を聞かれたけどわからない…
  • レッスン内容がフリートークしかできないのを変えたい
  • みんながどんな教材でレッスンしているのか知りたい

これらの悩みを抱える方向けに、私の個人的にitalkiで使えそうなおすすめ教材私がそれらの教材をどのように使って教えているのかシェアしたいと思います。

もしかしたら、皆様のレッスン内容を考えるヒントになる教材が見つかるかもしれません。

最後までお読みいただければと思います😄

学習者からリクエストが多い教材

私のオススメを紹介する前に、italkiで教えていて学習者から問い合わせが多いテキストを紹介します。

「初級日本語げんき-GENKI-」

こちら『げんき』のテキストは「見たことがある!知ってる!」という人が多いのではないでしょうか?

でも私の肌感覚として国内の日本語学校であまり使用されていない感じがするので、実際に『げんき』を使用して日本語を教えたことがある人は少ないかもしれません。

(私自身、『げんき』のメインテキストを日本語学校で使ったことはありません)

『げんき』の特徴を挙げると…

『げんき』の特徴
  • 英語訳付きなので、独学しやすい
  • 4技能にわたって学習できる総合テキスト
  • げんきⅠとⅡ合わせて初級の文法網羅
  • 音声はスマホでダウンロードできる
  • 電子書籍あり

『げんき初級日本語Ⅰ』は2022年3月末現在、3,960円(税込)です。

たとえば『みんなの日本語』は文法と漢字のテキストが分かれているので2冊必要ですが、『げんき』の場合はこの1冊で両方学べるため経済的です。

上記で書いたように、英語訳がついているので英語ができる人にとっては独学しやすく、翻訳本もいりません。

Amazonで検索すると割と高評価(☆4.7 ,2022.3月末現在)で、コメント欄も「helpful」などの学習者からのコメントがたくさんあります。

だから、italkiで「GENKI使って教えてくれますか?」と学習者(欧米)から問い合わせが来ます!!

italkiでは初級の学習者に『げんき』で教えられるのは強みになると個人的に思っていますので、使用するテキストを迷っている方は、『げんき』を取り入れてみるのもいいかもしれません。

『げんき』も他のテキストと同様、ワークブックなどシリーズがあります。

漢字を重点的に学びたい方向けには、げんきで出てくる漢字が全て網羅され、N3レベルまで対応しているこちらの漢字テキストとワークブックがあります。

★『げんき』については詳しく知りたい方は公式サイトをご覧ください→https://genki3.japantimes.co.jp/

個人的におすすめの教材

ここからは、私個人が使ったことがある、使っているオススメ教材を紹介したいと思います。

あくまで私個人の主観で書いておりますのでコメントの部分は参考程度に😅

①(ゼロ初級〜)いろどり 生活の日本語

いろどり 生活の日本語 HPより

こちらのテキストは、国際交流基金が作成した無料のオンラインテキストです。

だれでも無料でダウンロードし、使うことができます。

オンラインプライベートレッスンでも使用許可が出ているので、italkiで使用しても大丈夫です!

(ただし、イラストを加工するのはNGです!)

2022年3月末現在、入門、初級1、初級2まで公開されていて、レベルで言うとJFスタンダードのA1〜A2です。

このテキストの特徴はというと…

『いろどり』の特徴
  • 会話中心で、生活に根ざした内容なので、生活者向け。
  • 全ページフルカラーでイラストやレアリアが多く、最新の日本の情報満載。
  • 無料で音声がついている!ダウンロード可
  • 英語訳がついていので、独学もできる!
  • 各国語版も出ている!「韓国」「中国語(簡体字)」「中国語(繁体字)」「モンゴル語」「インドネシア語」「クメール語」「タイ語」「フィリピノ語」「ベトナム語」「ミャンマー語」「ネパール語」(2022年3月現在)

正直、無料というのが驚きです!!😳

無償提供なのに、細部までとても手が込んだ作りとなっています。

まだ使ったことがない方はぜひ、音声MP3を聞いていただきたい!

普通の聴解教材って、たいてい会話しか聞こえてきませんよね?

でも、『いろどり』の音声は、ちゃんと雑音が入っています!

音声はこちらから聞くことができます(ぜひ【2−07】〜【2−10】を聞いてみてください)

https://www.irodori.jpf.go.jp/starter/audio/lesson02.html

「日常の雑音のなかでも聞き取れるか?聞き取れるように…」ということにも配慮されているので本当に作成された先生方には頭が下がります。

こんな教材を無償提供してくれるなんて…ありがたいです😭

どんなにこのテキストを作成するのが大変だったか、想像を絶します…(白目)😭

余談ですが、こういう聴解教材は、ちゃんと声優さんに頼んで声を吹き込んでもらうため色々大変だそうです。

ましてや、背景の雑音の音まで……感動です!!

製作者の方々の学習者の愛が感じられます。

また、学習者が食いつくような内容の日本文化などを紹介するコラムは英語訳付き(翻訳付き)ですから、初級の学習者でも自分で読み進めることが可能です。

音声やコラムだけでなく、学習者が食いつくような仕掛けはテキストの至るところに散りばめられています

なので、学習者だけでなく教えている私も楽しいです😄

居酒屋のメニューやLINEのスタンプみたいなレアリアは毎回学習者と盛り上がり、学習者も前のめりでいろんなことを聞いてくれます(笑)

あくまで『いろどり』は、先生が教えるのではなく、音声を聞いて学習者が自分で”気づく”ことにフォーカスされているので、文法積み上げ式の教科書でずっと文法を教えてきた方、教師主体で教えてきた方は戸惑うかもしれません。

でも、italkiはプライベートレッスンですからあえていつもと違うことをやってみる、チャレンジしてみるのもいいかも!?(慣れるまでは大変かもしれませんが…😅)

私は、このテキストは生活ですぐ使える会話が学べるので、日本での生活者や旅行目的の学習者に使用しています。

ただ、1点留意したほうがいいことが……

いろどりHP【いろどりとは?】の文法ノートの説明の中に、「この教材には、文法定着を目的とした練習はありません。必要に応じて、『まるごと』の「りかい」など、ほかの教材を使って補ってください。」と書いてあるように、JLPTを目指したい学習者は他の文法の教科書で文法問題を補う必要があるかと思います。

なので、学習者のニーズを把握した上でどのように使用するかを教師自身が決める or 学習者と相談しながらやっていくのがいいかもしれません(どんな教材でもそうですが)

★『いろどり』が気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください→https://www.irodori.jpf.go.jp/index.html

②(ゼロ初級〜)NIHONGO FUN & EASY

こちらのテキストもゼロ初級から使用することができます。

このテキストの特徴はというと…

『NIHONGO FUN & EASY』の特徴
  • 積み上げ不要のサバイバル会話教材
  • 本文に英訳付き&ローマ字表記あり
  • 必要だと思う項目(テーマ)のみ学習できる
  • 別冊語彙集とCDがついている(音声はHPからダウンロード可)

『NIHONGO FUN & EASY』は、2022年3月現在、1,900円(本体価格)です。

そんなに高くないのもありがたいです😭

私のitalkiレッスンの予約を入れてくれる人の中には、「ひらがなは別に読めなくてもいい」「とりあえず会話やりたい!」という人がたまにいます。

そういう方にとっては、ローマ字表記は助かるかと…😅

また、冒頭の「この本を使う方へ」の箇所に、

本テキストを使っていただく先生方にとっては、授業準備負担が少ないように、また、比較的経験の浅い先生やボランティアの方でも使用しやすいものになるように心がけました。テキストに沿って進めるだけでいろいろなタイプの練習が楽しめますし、特に拡張練習では、学生が自発的にクリエイティブな練習をできるようにいろいろな仕掛けがしてあります。

引用元:『NIHONGO FUN & EASY』P.3「この本を使う方へ」

教師にとっても学習者にとっても負担のないよう楽しめるように作られています😄

テキスト構成は、「自己紹介」「場所を尋ねる」「買い物」「許可を得る」「依頼する」などユニットごとに場面が設定されており、文法積み上げ式ではないのでどのユニットからやっても大丈夫です。

italkiの学習者は旅行目的や趣味として勉強している方も多いので、そういう方に特におすすめかと😄

留意点として、このテキストは「て形」などの作り方は教えず、「買って」「飲んで」のように一つの語彙として提示されています。

なので、活用形などの文法のルールをしっかり勉強したい人にとっては物足りないかもしれませんので、『いろどり』と同様、他のテキストで補う必要があるかと思います。

★『NIHONGO FUN & EASY』に興味がある方は公式サイトもチェックしてみてください→https://www.ask-books.com/978-4-87217-721-3/

③(初中級〜中級)4技能でひろがる 中級日本語 カルテット

この『カルテット』というテキストは、上記の『げんき』が終わった人の続きのシリーズで、カルテットⅠとⅡがあります。

『カルテット』の特徴は…

『カルテット』の特徴
  • 『げんきⅡ』が終わった人が中級へ行く用につくられている(初級250〜300時間学習が終わった人のための中級総合教材)
  • 『げんき』と同様4技能を1冊で学べる構成になっている
  • カルテットⅠ:N3、カルテットⅡ:N2レベルを中心に構成
  • 文法説明は英語訳あり
  • 音声はダウンロードできる

『カルテットⅠ』は2022年3月末現在、3,300円(税込)です。

総合教科書なので『げんき』同様、ちょっと高いですが、内容はかなり充実していてitalkiのプライベートレッスンでは使いやすいです。

というのも、中級以降になると学習者は「会話をメインにやりたい」「読解をやりたい」「作文スキル上げたい」などニーズが多様化してくるため、どの教材を使うか迷います😅

カルテットは1冊で4技能含まれている上、独学も可能です。

学習者と話し合って、例えば「『会話』の部分は一緒にやって、読解は学習者自身でやってもらう…」「文法説明の英訳はとりあえず読んで予習してもらって、理解しているか授業で確認する…」みたいに私は使い分けています。

一冊で色んな学生に対応できるので教師としてもありがたい😭

カルテットⅠはN3レベルが中心なので、初級文法がまだ定着しきれていない学習者でも学びやすいかと思います。

ちなみに、ワークブックも発売されています↓

そして、「読む」「書く」「話す」「聞く」のそれぞれのセクションは、課の共通テーマ(例えば、「お礼」「町」など)で繋がっているので、「読む」のところで出た文法が、「聞く」でも出てきたり、「読む」のところの話題が「聞く」や「話す」でも出てきたりしますから、反復になります😄

「読む」の読み物は、縦書きのものや、メールや手紙が題材だったりと、実生活に根ざしていますし、レアリアもたくさん掲載されておもしろいです。

この『カルテット』、実は、italkiの学習者からのリクエストされて知りました(笑)

italkiは『げんき』を使っている学習者が多いので、カルテットも需要があるかもしれません😄(参考までに)

★もっと詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください→https://quartet.japantimes.co.jp/about/#video

④(初中級)短期集中初級日本語文法総まとめポイント20

この『短期集中初級日本語文法総まとめポイント20』は2022年3月末現在、1540円(税込)です。

この『短期集中初級日本語文法総まとめポイント20』(以下、『文法総まとめポイント20』)は、日本語学校でも常備されているテキストじゃないかと思います。

タイトル通り、初級の文法そ総まとめするためのテキストです。

特徴はというと…

『文法総まとめポイント20』の特徴
  • 文法項目(たとえば「は」と「が」、「受け身」「自他動詞」等)ごとにポイントがわかりやすく整理されている
  • 学習者の独学用というより教師が教えるときに使えるテキストかも
  • 学習者の苦手な部分のみを重点的に復習できる

italkiの学習者の中には、「敬語がわからない!」「受け身がさっぱり…」など部分的な復習をしてほしいとリクエストされたり、私が教えていて理解していない文法をもう一度復習したいときに便利です。

中級に行くためには、やはり初級文法はしっかり復習しておいたほうがいいので、復習教材として教師が持っておくと安心かもしれません。

また、学習者だけでなく日本語教師なりたての方にとっても、教案を書くときの例文の参考になるので、勉強になる一冊だと思います😄

ちなみに中級版もあります↓

★もっと詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください→https://www.3anet.co.jp/np/books/3308/

⑤(ビジネス向け)新・にほんご敬語トレーニング

この『新・にほんご敬語トレーニング』は、ビジネス日本語を学びたい人におすすめしています。

『新・にほんご敬語トレーニング』の特徴
  • 敬語を一度勉強したことがある初級文法が終わった人から使用できる
  • 間違った敬語の使い方の会話から「どこが変なのか」を考えさせ、正しい敬語の使い方を学ぶ
  • 付録にロールプレイカードがついている
  • ビジネスの場面を意識した構成(たとえば「電話の敬語」「報告する」など)になっているので、学習者の苦手な部分だけをやってもOK

この『新・にほんご敬語トレーニング』は2022年3月末現在、2,200円(税抜)です。

italkiの学習者の中にはビジネス日本語を学びたい方が一定数います。

そして、たいてい「敬語」を苦手とする方が多いですから、「ビジネス日本語を教えて!」と言われても、私の場合、たいてい「敬語」を教えることになっています😅

なので、私はこの本のロールプレイを使ったり、敬語の復習をするときの参考にしていますよ。

★もっと詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください→https://www.ask-books.com/978-4-87217-856-2/

⑥人を動かす! 実戦ビジネス日本語会話 中級1

このテキストの特徴は…

『実践ビジネス日本語会話中級1』の特徴
  • かなりリアルなビジネス場面と会話文
  • 会話文など英語訳付き
  • 本文会話→表現(文法)→談話1→談話2という流れ
  • 会話練習中心
  • 〈相手を説得する〉や〈気遣って声をかける〉〈相手を知る〉などの具体的な談話が提示されていて、話の展開を意識しながら練習できる
  • 公式サイトに補助教材あり

この『人を動かす!実践ビジネス日本語会話中級1』(以下、実践ビジネス)は2022年3月末現在、2,640円(税込)です。

学習者の多くは「実際のビジネスで失礼のないように敬語をつかって話せるようになりたい」とレッスンを予約してくれますから、こういう段階的な談話練習は学習者にも好評です。

もちろん、ビジネスでよく使う語彙もたくさん出てきます😄

ただ、留意点として、表現で出てくる文法はN3〜N2レベルで、英語訳がついているのみで、詳しい説明や練習問題はありませんから教師の説明や補助教材を作成する必要が出てくるかと…

私はこのテキストに出てくる文法に合わせて問題プリントを作成しています…😅

★もっと詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください!→https://www.3anet.co.jp/np/books/4022/

また、⑤『新・にほんご敬語トレーニング』と⑥『実践ビジネス』のテキストはこちらのビジネス日本語の教え方の投稿でも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください

【オンライン日本語教師】ビジネス日本語の教え方のポイント〜学習者が求めているビジネス日本語とは?〜
競争が激化しているオンラインでビジネス日本語を教えて見たい方必見!人事経験のある私がビジネス日本語をどんな感じで教えているか、意識していることを本当は教えたくはないのですが(笑)シェアしたいと思います。これからオンライン日本語教師として活躍しようとしている方、今なかなか学習者を獲得できない日本語教師の方にとってお役に立てたら幸いです。

まとめ

今回はitalkiで日本語を教えるときのおすすめ教材をシェアしました。

ぜひこれらのテキストを使用する前に、作成者の意図が書いてある「はじめに」「本テキストの使い方」みたいな冒頭の説明を読むことをおすすめします。

(作成者の意図がわからないと、テキストのいいところを引き出すことができませんから)

大型書店に行くと日本語学習コーナーに色んなテキストやワークブック等がありますので、ぜひ色んなテキストにご自身で触れてみてください。

私は必ず本屋に行くとチェックしてしまいます(笑)(完全に職業病…😅)

今回、テキスト紹介が長くなってしまい、あまり日本語の教え方について書けませんでした…すみません😭

なので、別の記事でまとめて書きたいと思います。

最後に一つ、教材にももちろん著作権がありますから、著作権を守って使用するようにしてくださいね。

※私は「いろどり」以外は自分でこれらのテキストを参考にスライドやwordでプリントを自作しています

※著作権については専門ではないので、すみませんがご自身で調べてみてください。

italkiについては以下の記事↓も書いています😊

この記事が少しでも皆様のお役に立てたら幸いです。

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