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【修論・研究計画書】をこれから書く人におすすめの参考書まとめ

おすすめ書籍

修士論文をそろそろ書き始めなければならないのですが、何から手をつけたらいいかわかりません……

さじここ
さじここ

その気持ちわかりますよ。私も当時そうでした。参考になるかわかりませんが、私がお勧めする研究に関する本をシェアしますね!

こんにちは。日本語教師のさじここです。

いつのまにか大学院を修了して3年になり、修士論文を書いた当時を忘れつつあります(笑)

とはいえ、修了してもなんだかんだ、毎年論文を書いては投稿したり発表したり、研究計画書の添削をしたりしていますので、論文とは付き合いつづけています……😅

また、ゼミの後輩や添削依頼で「論文の書き方」や「読んでおくべき参考書」について聞かれることもあるので、そういうおすすめの「まとめた記事」を書きたい!自分のためにも書いて残しておきたい!と思いつつ……月日が流れ……😅

今やっとまとめることができたので、これから修論を書く人、大学院を目指して研究計画書を書こうとしている人にシェアしたいと思います。

日本語学校で、大学院進学指導をしている先生方も読んでおいて損はないかと!

研究計画書の添削をする上で知っておくべきお情報、知識はありますから😊

この記事で紹介している本
  • 修士論文、研究計画書を書くときの「論文お作法」が学べる本
  • 「研究のテーマの見つけ方のヒント」になる本
  • 「研究手法」についての解説本
  • 「統計の基本的な知識」を学ぶための本

こちらはまとめ記事なので、紹介している本は過去記事でも紹介しているものもあります。

なので、本の内容などはさらっとだけ書きます。(詳しくはリンクの過去記事を参照ください)

また、「日本語教師の歩き方」のブログはアフィリエイトプログラムに参加しております。

例えば、このブログからAmazonサイトに飛んで、閲覧者が本を購入した場合、本の収益の一部がさじここに入るというやつです。

ただ、出版社からプロモーションしてほしいと言って宣伝しているわけではなく、あくまで私個人のおすすめでこの記事を書いております。

もし、ご自身に合いそうな本が見つかった場合、こちらの記事経由でAmazonなどのリンクに飛んでいただき本を購入していただけると非常に嬉しいです😭

Amazonサイトではサンプルとして内容が少しだけ公開されている本もあり、買う前に立ち読みできますのでおすすめです。

すみません、正直に申しますと……ブログを継続するにはサーバー費用がかかりまして😭(最近値上げあった……泣)

その費用をブログ捻出したいという下心がございます……

そういう下心はありますが、記事は真心こめて書いておりますので何卒よろしくお願いいたします!!😭

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【超重要】論文というものを書く人はぜったいに読んだほうがいいもの

タイトル通り、まず修士論文を書く予定の人はまず以下のURL↓の文章必ず読みましょう!

★「「信頼される論文を書くために(第4版)」東京大学大学院教育学研究科 

こちらは、Amazonリンクではありません(笑)

リンクどおり、東京大学大学院教育学研究科が無料で公開しているものです。(なので、突然見られなくなる場合もあり!)

「論文というものはどういうものなのか?」「信頼される論文とは?」「捏造、剽窃、盗用について」がとてもわかりやすくまとまっていて、研究者として論文を書く心構え、守らなければならないルールをすることができると思います。

おそらく、各大学院で同じようなリーフレットが配布されていたり、オンデマンド教材があったりするかもしれません。

基本的なことなので授業で扱ってくれる大学院もあるかもしれませんが、「卒業論文」は書いている前提の修士課程なので、割愛されている可能性もあるかも……😭

私場合は、授業の講師の先生がまとめて教えてくださるというより、ゼミでちらっと話題に上がって「知らないとヤバい情報じゃん!!」となり自分で本を読み漁ったり、先生や先輩に聞いたりして情報収集しました(笑)

ですから、「教えてくれなかった〜」「知らなかった〜」ってなる可能性もあるかもしれず、修論提出時に「知らなかった」ではすまされませんから怖いです😱

大学院は残念ながら、手取り足取り教えてもらえる場ではないことが多いです。(少なくとも母校はそうではなかったww😅)

ということで、「本を何冊も買うのはちょっと……」「とりあえず今はおおまかなことが知りたい」「修論提出ときにヤバいことになりたくない!!」と思った方は無料で公開されているこちらをまず読んでくださいね。

研究を進め方が知りたい、研究のテーマを探している人向け

①『文系研究者になる: 「研究する人生」を歩むためのガイドブック』

①『文系研究者になる: 「研究する人生」を歩むためのガイドブック』石黒 圭(著)

文系の研究者のスタートライン(修士課程)から博士課程進学、その後のキャリア……を段階的に説明してくれている本です。

この本の第2章で「研究の基本」や「研究テーマの探索」について解説されていまして、研究テーマの設定で悩まれている方の何かヒントになるかもしれません。

こちらは、大学院を受験しようとしている方にもおすすめです!!

進学を考えているならぜひ読んでみてほしいです😃

研究するというのはどういうことなのか?大学院受験のための研究計画書の書き方など……ほんと至れり尽くせりの内容で、私が大学院在学中に知りたかった内容がほぼ網羅されてました!

ほんと、おすすめの一冊です。

②『増補改訂 研究計画書デザイン―大学院入試から修士論文完成まで』

②『増補改訂 研究計画書デザイン―大学院入試から修士論文完成まで』細川 英雄(著)

こちらの本は、私が大学院受験時に大変お世話になった本で、研究テーマを決める上でとてもお世話になりました。

この本がなかったら私はきっとテーマを決められず、結果大学院に進学できなかったと思います😭

研究計画書の書き方〜修論まで網羅されていますが、日本語教育研究がベースなので日本語教師の人にとっては読みやすく、自分のやりたい研究テーマの設定のヒントが見つかりやすいのではと思います😊

③『[改訂版]日本語教育学の歩き方 -初学者のための研究ガイド』

[改訂版]日本語教育学の歩き方 -初学者のための研究ガイド 本田弘之(著)岩田一成(著)ほか

こちらの本も、研究計画書だけでなくその後の修論執筆でもお世話になりました😊

修士1年の春、右も左もわからない私の道標になった本の一冊なので思い入れがあります。

研究テーマの設定だけでなく、先行研究リストの作り方とか、紹介されている論文とかとても役に立ちましたし、研究手法についても紹介されているので読み応えがありました!

私と同じタイミングで修士1年になった同期も研究の進め方について困っていたのでこの本をすすめたところ、わりとみんな買ってそのごいろんな人に広まっていきました😊(笑)

修論の書き方の「基本のお作法」が知りたい人向け

論文を書くときに注意した方がいいことや(図表の掲載の仕方、参考文献リストのお作法など)が知りたい方は、日本語教育学会の論文投稿の「執筆の手引き」ページをまず覗いてみることをお勧めします。

特に大学側で細かい指定がされてない場合は、お作法は何を参考にしていいかわからないかもしれません。

日本語教育学会の執筆のルールに則って書けば(たとえば、参考文献リストや、引用するときの筆者の表記など)おそらくどの大学でも大丈夫だと思われますので参考になると思います。

また、ここで雑誌投稿のルールを学んでおけば、修論をどこかの学会誌などに投稿したい場合に大変役に立ちますよ〜🎵

とはいえ、ちょっと日本語教育学会の執筆の手引きは初めての方には情報が多すぎ、難しい……ってなるかもしれませんので、上記で紹介した本を参考にしつつ以下の本も見てみてください。

④『この1冊できちんと書ける! 【新版】論文・レポートの基本』

④『この1冊できちんと書ける! 【新版】論文・レポートの基本』石黒圭(著)

こちらの本も石黒先生の本なのですが、こちらの本はどちらかというと論文の文章の書き方のポイントの解説本です。

論文は論文独特の言い回しや専門用語など、普段あまり使用しない日本語表現を使用する必要があります。

そういったことをわかりやすくまとめているこの一冊は論文をこれから書こうとする方の助けになると思います。

専門的な本って難しく書かれているものが多いのですが、石黒先生の文章は研究初心者🔰の方でもイメージしやすく書かれていると思います(具体例が多いのでイメージしやすいです😊)

正直この本にもっと早く出会いたかった……と思いました😅(読んだのは修論書いたなので)

論文を書くための入門書としてはかなり読みやすい!おすすめです😊

(あ、もちろん、石黒先生から宣伝費などはいただいてませんよ!(笑))

⑤『はじめてでも、ふたたびでも、これならできる! レポート・論文のまとめ方』 

はじめてでも、ふたたびでも、これならできる! レポート・論文のまとめ方新田 誠吾(著)

こちらの本も、論文を書き始める前に読むといろんなお作法がわかって助かるバイブル的な本です。

内容は④と似ていますが、こちらは「テーマ」「形・式」「調べ方」「文章術」「禁則」「評価」というふうにカテゴリー別(ページの右側にインデックス)になっているので、自分が気になる、しりたい部分を探して読み進めることができるかと思います。

また、巻末にレポートなどのサンプルがついているのが特徴かと。

ただ、こちらは日本語教育の先生が書かれている本ではないため、例や事例は日本語教育ではないです。

とはいえ、日本語教育の研究もいろんな分野に関連するので(たとえば、心理学や教育、社会学など)そういう分野の研究や手法を学んでおいて損はないかと。

研究をこれから始める方、迷っている方は、一つの分野だけ決めて焦点をよりも、まずは好き嫌いせずいろんな分野の研究を覗いて「知る」ことをおすすめします😊

番外編:『改訂版 大学・大学院留学生の日本語④論文作成編』

番外編:『改訂版 大学・大学院留学生の日本語④論文作成編』アカデミック・ジャパニーズ研究会(著)

こちらは勤務大学の教材棚で発見しました!

なので、日本人向けの参考書ではなく、留学生向けに書かれているテキストになります。

なので、日本語学校等で大学院進学のための研究計画書を指導されている場合は、こちらのテキストが参考になるかと思います。

研究分析・手法に困っている人向け

⑥『日本語教育のためのはじめての統計分析』

⑥『日本語教育のためのはじめての統計分析』島田めぐみ(著)野口裕之(著)

「自分の研究には統計分析が必要……でも知識がない……どうしよう……」という人にはまず、こちらを読んでもらいたいです!

なぜなら、修士1年の私は統計知識ゼロで、統計分析に関する先行研究読んでも数字が何をいっているのかさっぱりで、ゼミでついていけませんでした。

でも、こちらの本を授業で紹介してもらって、実際にこの本の例題をやったら、今までさっぱりわからなかった有意差やいろんな検定が少しわかるようになりました😆

統計が苦手な人でも、事例が身近なものなので読みやすいと思いますし、教育研究なのでクラスの実験(たとえば、ある教え方の効果の有無みたいな……)がしたい人は参考になると思います。

⑦『統計で転ばぬ先の杖』 

⑦『統計で転ばぬ先の杖』 島田めぐみ(著)野口裕之(著)

こちらは、島田先生と野口先生の⑥のシリーズっぽい感じ?で出版されている統計分析を記述するときに守らなければならない「お作法」が丁寧に解説されている本です。

なので、ぜひ⑥の本と合わせて読むのがお勧め!!(統計初めての人だと、まずは⑤を読んでからじゃないとピンとこないかもしれません)

授業では詳しく扱われないのに、知っていて当たり前、知らないと恥ずかしい(たとえば、有意水準のpはイタリックで書く、表の罫線はどこを書いてどこを書かない等)ものがまとまっていて、目から鱗でした!

「統計分析をしようと考えている人」に強くお勧めしたい一冊です😊

⑧『質的研究法マッピング (ワードマップ)  』

⑧『質的研究法マッピング (ワードマップ)  』サトウタツヤ(編集)春日秀朗(編集)他

こちらの本はゼミの輪読で使用したのですが、質的研究にはどういう手法があるのかが詳しく書いてあってとても参考になりました。

インタビュー調査をしたいけど、分析手法にどういうものがあるのかわからない人にお勧めです。

というのも、インタビュー調査をする前にある程度どういう分析でやるつもりなのか想定(イメージ)してから、インタビューしたほうががいいからです。

私は以前、後輩に「インタビューしてみたけどどうやって分析するのか全くわからず困っている」と相談を受けたことがあり、こちらの本を紹介しました。

一つ一つの手法についての手順は詳しくは書かれていないのですが、自分のやりたい研究がうまくいきそうな手法をマッピングから見つけられるかもしれません。

そういう意味で、こちらの本は質的研究の入門書みたいな感じかと思います😊

⑨『日本語教育のための質的研究 入門』

⑨『日本語教育のための質的研究 入門』舘岡洋子(著)

こちらの本も私のゼミで使用した本で、教室内の質的調査はどうやって行われているのか、わかりやすく書かれています。

こちらの本は質的研究の概要説明というよりも、いろんな方の質的研究の実践研究がまとめられている感じでした。

たとえば外国にルーツのある子どもたちについて研究がしたい……日本語教師と日本語学習者の関係の調査がしたい……みたいな研究をされたい人の参考になるかもしれません😊

まとめ

今回、これから修論や研究計画書を書く人、これから研究をはじめたいと思っている人に役に立ちそうな参考書をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

まあ過去記事で紹介しているものが多かったので、「知ってるよ!」ってなったかもしれませんね😅

紹介した本の利用ステップ

⭐️「右も左もわからない、まだ研究の一歩も踏み出せていない、テーマが決められていない人」→①〜③の参考書のどれか一冊を読む!

⭐️「自分の研究の方向性が決まっている人」→もっと専門的な分析手法の本⑥〜⑨を読む!

⭐️「実際に修論を書き始める人」→④や⑤のような論文のお作法の本を一冊読みながら書く!

研究で困っている人の何かヒントになる一冊が紹介できたら幸いです😊

研究に関連する過去記事↓のリンクも合わせて紹介しておきますね🎵

過去記事リスト

宣伝になりますが、ココナラというプラットフォームで研究計画書の添削サービスも細々と請け負ってます。(本業の日本語教師の授業が忙しいとクローズしている場合あり)

これから大学院進学を考えていらっしゃる方で研究計画書の添削を依頼に興味がある方は以下のリンク↓からサイトをご覧ください🎵

大学院入試に必要な研究計画を添削します 日本語教師で大学院合格を目指す人必見!

また、noteの方では私の個人的な体験談や日本語教師に関する情報を発信しています。

よろしければこちら↓もお読みいただけるとうれしいです。

さじここ@日本語教師&子育て中|note
日本語教師歴9年/日本語教育能力検定合格/大学院在籍中出産→(日本語教育)修士号取得。現在大学非常勤講師&italki ★ブログで書ききれなかった日本語教師に関する追加情報やその他もろもろはnoteで書きます ★Twitterのフォローもぜ...

この記事が少しでもみなさんのお役に立ったら幸いです😊

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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