プライベートレッスン…ドタキャンが多いって本当ですか?
どこまでをドタキャンというかによりますが、前日キャンセルとかはありますね。相手も色々予定がありますから。
そのときってレッスン料金はもらえないんですか?せっかくスケジュールを空けてても?
顧客である学習者とその辺をしっかり決めておかないともらえませんね。
こんにちは。日本語教師のさじここです。
日本語教師の働き方は、日本語学校の講師だけでなく個人的に学習者を教えるプライベートレッスンもあります。
私の知り合いの日本語教師の方は大使館員の子女や有名外資企業のビジネスマンのプライベートレッスン専門講師として非常勤講師の私より全然効率的に稼いでいます😅
ただ、個人的に行うプライベートレッスンはいろんなトラブル(相手のドタキャン、レッスン料の未払い等)が発生しやすいというデメリットもあります。
そこで、今回はプライベートレッスンをするにあたって気をつけるべきポイントをシェアしたいと思います。
契約書について
オンラインプラットフォーム(italkiなど)以外の、
完全に個人的にプライベートレッスンを行う場合、
レッスンに関する注意事項を記載した「契約書」を必ず作成しましょう!
もちろんそれにはレッスン料金に関する記載も必要です!
相手が信頼できるからといって口約束で大丈夫と思っているあなた!
危険です!😨
相手が、全然レッスン料支払ってくれない
直前にレッスンがキャンセルになってお金がもらえない…
などのトラブルが起きる可能性が高い!!
相手は外国人で文化や習慣が異なりますから、「契約書がないから何しても大丈夫〜」なんて甘く見られたら最後です…
初回のレッスン、もしくは顔合わせのときに、必ず契約書を持参し、学習者から同意を得ることを強くおすすめします。
契約書の内容
契約書に書いたほうがいい内容は以下の通りです。
- レッスン料金
- レッスン場所
- レッスンスケジュールについて
- レッスンのキャンセルについて
レッスン料金やレッスン場所については、オファーを受けたときに提示していると思いますので、同じ内容を記載しましょう。
特にレッスン料金は細かく設定したほうが、後々のトラブルに対応できます。
例えば…
カフェで教える場合、教師側のコーヒー代はどちらがもつのか?
レッスン料金は前払いなのか、後払いなのか? 回数券方式にするのか?
レッスンを延長したい場合はどうするのか?
交通費はどうするのか?
など…
より具体的なことをイメージして契約書に記載しましょう。
レッスンスケジュールは、
例えば、「毎週木曜・金曜 20時〜21時にレッスンを行う。ただし、途中、曜日の変更は可能です。」
みたいなことを書いておけば安心です。
スケジュールも事前のやり取りで決まっていると思うので、それをそのまま書けばいいと思います。
問題は、「レッスンキャンセル」について…。
レッスンキャンセルはいつまでに連絡しないといけないのかをしっかり記載しましょう。
例えば、「前日の21時までに連絡すればキャンセルできる。でも、それ以降はレッスン料金が発生する」みたいなことを書いたらいいと思います。
キャンセル料を取るかどうかはご自身で決めてくださいね♪
何度もいいますが、レッスンキャンセルはよくあるので、このへんはしっかり相手と確認し取り決めをしておかないと、教師側が損をすることになります。😥
そして、契約書は文章提示だけで済ませず、必ず口頭で説明を行い、相手から同意のサインをもらいましょう。
契約書は日本語?
契約書を日本語で書くかどうかは、相手の日本語レベルによると思います。
私が以前教えていたプライベートレッスンの学生は、全く日本語が話せない香港の方だったので、日本語ではなく英語で契約書を作成しました。
そして、自分の英語力が心配だったので、念の為、ネイティブの人にチェックしてもらいました😅
最近はGoogle翻訳などの翻訳アプリがあるので、それをうまく活用したらいいと思います。
学習者が英語も日本語も全くわからない、こちらも学習者の言語が全くわからない場合は…個人でプライベートレッスンすること自体難しいかもしれません。😥
自分がプライベートレッスンを管理できなさそうだ…と思ったら、次に進まず、丁重にお断りしたほうが相手にとっても自分にとってもいい。
プライベートレッスンは頼れる人が自分しかいませんから、トラブルが起きても誰も助けてくれない。
危ない橋を渡るのは個人的にオススメしません。😥
相手のニーズチェックを必ずする
日本語学校と違って、プライベートレッスンは一人ひとりのニーズに合わせたレッスンをすることになります。
決められたレッスンスケジュールがない分、自分でレッスン内容を決めなくてはいけません。
たとえば…
・どんなテキストを使いたいのか?
・どんな技能(読む・書く・話す・聞く)を強化したいのか?
・目標は?(N2合格など)
を私は確認しています。
これはオンラインで教えるときも同じです。
私は初回のレッスンでニーズチェックを行い、レッスンプランを提示して学習者に決めてもらっています。
教師側が使用したい教科書があったとしても、あまり学習者に押し付けないほうがいいでしょう。
あまり無理強いすると学習者は逃げてしまいますから…😅
このニーズチェックはもちろん、英語や中国語で行っても大丈夫です!(但し、自分が理解できれば)
私は相手の日本語レベルを把握したいので、自己紹介をしてもらいながら、相手がしたいことをQAで聞き出すようにしています。
レッスン料金を受け取った記録をつける
学習者がレッスン料金の支払いを忘れていたり、教師側もいつ、いくら受け取ったか忘れる場合があります。😨
これはトラブルの元になるので、必ず「帳簿をつける」もしくは「領収書を発行」しましょう!
プライベートレッスンも、給与所得がある人は、年間20万円を超える所得があった場合には確定申告が必要となります。
(↑すみません、この辺は私は専門外なので、ご自身でお調べください!😥)
ちなみに、領収書は100均で買えますよ♪
まとめ
いかがでしたか?
プライベートレッスンは始めるまでが色々面倒です……。
でもこれらを怠ると、その後、もっと面倒なことになりますから、
最初は慎重にいきましょう。
そして、学習者との信頼関係がポイントになりますから、
しっかり相手のニーズに合ったレッスンができるよう、授業準備も怠らないようにしましょう。
プライベートレッスンの始める方法を知りたい方は、以下の投稿↓を読んでみてください。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。😃
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