日本語学校の働き方ってどんな感じ?〜日本語学校の実態【スケジュール編】〜

日本語学校

日本語学校って馴染みがなくて…働くイメージがわかないんですが……

さじここ
さじここ

そうですよね。では、今回は「日本語学校」についてお話しますね!

日本語学校ってなんですか?

大まかな概要

日本語学校は、日本語を勉強するための学校です。あ、それくらいわかるって感じですよね…(笑)すみません。😅

外国人留学生は、最長2年、日本語学校で学ぶことができます

日本語学校の学生たちは、日本で大学や大学院、専門学校へ進学するか、日本で就職するか、帰国するかを2年以内に決めなければいけません。

さまざまな国から留学生を迎えている学校(多国籍)もあれば、中国人メインでやっているという学校もあります。

で、日本語学校には出入国管理庁が指定する告示基準を守り,留学生を受け入れることができる日本語教育機関として告示で指定された機関であると認められた「告示校」「そうではない学校」があります。

ふつうは、同リストに掲載されていない機関は日本語教育機関として留学生を受け入れることができませんが、そういう学校が存在するので、そういう怪しい学校では働かないように

日本国出入国在留管理庁が公表している日本語教育機関リスト(2019年10月1日)

進学目的の学校とスキルアップ目的の学校

告示校の中には「進学目的の学校」と「スキルアップ目的の学校」の2種類あります。(一つの学校に2つのコースがある場合もあります)

進学目的の学校(以下、進学校)は、卒業後は大学、大学院、専門学校に進学するために、受験対策や日本語能力試験(JLPT)、日本留学試験(EJU)対策などの検定試験の勉強をがっつり行うイメージの学校です。

このような学校は授業スケジュールが結構タイトで、ガツガツ毎日教えます。

一方のスキルアップ目的の学校は、社会人がスキルアップのためや長期休暇を利用して留学しに来た人対象の学校になり、進学校よりも授業進度はゆっくりめで、会話中心の授業が多いです。(学校によります)

私はどちらの学校も経験がありますが、どちらもそれぞれ良さがあります。

進学校の学生はだいたい18歳〜23歳ぐらいまでが多く、スキルアップ目的の学校は、社会人が多いです。

日本語学校のスケジュール

毎日のスケジュール

なるほど! そのリストをチェックしながら求人を探したほうがいいってことですね。日本語学校って何時から何時まで勉強しているんですか?

さじここ
さじここ

基本的に午前クラスと午後クラスに分かれています。では、そのへんを詳しく説明しますね。

日本語学校は小学校や中学校のみたいに一日中授業があるわけではありません。

だいたい朝9時ぐらい〜12時半ぐらいの『午前クラス』と13時ぐらい〜から17時ぐらいまでの『午後クラス』に分かれています。

1コマが45分の学校もあれば50分の学校もあり、学校によって違いますが、たいてい「45分〜50分を1授業と考え」×4コマ=午前クラス(午後クラス)を一人の教師が担当するシフトになります。

もっと具体的に言うと…

【初級クラス:例】1コマ目:漢字 2・3コマ目:文法 4コマ目:聴解or読解これを一人で担当する

こんな感じです。

土曜日は授業ありますか?

さじここ
さじここ

基本的には土日祝日は休みです。

年間スケジュール

日本語学校は、3カ月で1ターム(1学期)×4学期制で回しているところが多いです。

だから、3カ月で教科書を1冊終わらせるという、かなり学生にとっても教師にとってもハードスケジュール…😭

そんなスピードで教えるなんて、学生も勉強が大変じゃないですか?

さじここ
さじここ

そうなんですが…仕方ないんです。それぐらいのスピードで教えていかないと、ビザが切れてしまうんですよ…

国内日本語学校でよく使われている『みんなの日本語』という教科書1冊を3カ月でマスターしてもらわないと上のクラスに上がれない……そして、そのぐらいのスピードで教えていかないと、進学や就職が2年以内にできない!!=帰国になってしまうため、今の制度では仕方ないんです…😭

教師側もこの辺はすごい葛藤ですよ。😭

また、1ターム3ヵ月で授業計画を作成するので、非常勤講師はシフト希望をその都度出せる学校もあります。

私が初めて勤めた日本語学校では3ヵ月ごとに勤務希望曜日や希望コマ数、教えたいレベル希望を聞いてくれたので、ありがたかったです。

先生の中には、夏学期や冬学期は子どもに合わせてお休みを取る方もいらっしゃいましたよ。😊

タームとタームの間には、だいたい1〜2週間の休みが入ります。

学生も非常勤講師も休みになりますから、長期旅行もいけますね♪ 

ただし!その期間は給料は0円!!😭

だから、非常勤講師の先生はだいたい2つぐらい学校を掛け持ちする or 他の仕事とダブルワークで生計を立てている方が多いです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は日本語学校(スケジュール)についてお伝えしました。

ポイントをまとめると…

  • 日本語学校には告示校」と「そうじゃない学校」があるので注意!
  • 進学校」か「スキルアップ目的の学校」かによって、学校の授業スタイルや雰囲気、学生の年齢層が違う
  • 日本語学校の授業は午前クラスと午後クラスに分かれており、45〜50分×4コマを一人の先生が担当する
  • 3ヵ月で1タームの4学期制の日本語学校が多い。タームの間には1〜2週間の休みがあるが、その間は無給になるので注意!

授業がない期間があるのかぁ…。なんか…給料や待遇面が気になってきたな…

給料や待遇面が気になってきたという方はぜひ下記の投稿↓をチェックしてみてください。

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