非常勤のメリット・デメリットはわかりました。安定を求めるなら常勤ってことですよね?
まあ、そうなんですが、いきなり常勤に応募するのはちょっと危ないですよ。
え!?なんでですか?!
こんにちは。日本語教師のさじここです♪
今回も前回に引き続き、日本語学校の常勤と非常勤の比較をしていきたいと思います。
予めお伝えしておくと、私は「非常勤」でしか働いたことがありません。
なので、ここではあくまで私が常勤講師の働き方を非常勤視点から解説したものですので、参考程度にしてくださいね。
非常勤の働き方が知りたい方、まだ記事を読んでいない方は以下↓から読んでみてください。
常勤のメリット
その①収入などが安定している
前回の非常勤のデメリットでもお話した通り、非常勤は収入が不安定になりやすいですが、常勤はいわゆる会社員と同じ月給制のため、収入が安定しています!
そして、ボーナスがでます!!(学校によるかも…😅)
私は会社員を辞めてとても実感しています…😭ボーナスってほんと助かりますよね…😭
非常勤はもらえないので、悲しい…
私は3つの学校を経験してますが、未だにもらったことはありません!(←きっぱり!!)
非常勤でももらえる素敵な学校があるなら教えてほしいです(笑)
日本語教師だけで生計を立てたい人は常勤の方が安心して日本語教師を続けていけるのではないかと思います😄
収入の他にも、社会保険加入、育休産休、傷病休暇などがありますので、その点も安心ですね。
(※非常勤でも社会保険は入れる場合があります。但し、就労条件あり)
その②自分のやってみたい教授法や新しいことにチャレンジできる
常勤はレベル別やいくつかのクラス全体、学校全体を考えてマネージメントを行わなければなりません。
しかし、その分、新しい教授スタイルや新しい教科書を試すチャンスがあるかと思います。
この点は常勤の羨ましいところです😁
非常勤はやはり常勤(学校)の決めた方針に従わざる負えないですし、なかなか自分のクラスだけ教科書を変えたり、やり方を変えたりできませんから😭
私が常勤だったらよかったのに…と思ったのは、学期末テストが家庭の事情で受けられず追試をしてあげることができなかったときです…
非常勤の私には権限がなくてできず、その学生はもう一度同じレベルをすることに…😥
その学生はとてもやる気があり、普段の授業態度もよかったので、とても悔しかったです。(学校側にもいろいろな事情があったと思いますが…)
自分が常勤だったら、特例で追試ができたかもしれない、少なくとも教務主任の先生に対して対等に意見を言うことができたと当時のわたしは思いました。
レベル全体をルールややり方を変えたりできるのは常勤の先生だけなので、自分の考えや新しいやり方を反映しながらクラスを運営することができると思います。
まあ、非常勤でも意見をちゃんと常勤に伝えれば、クラスの進度表や教科書を変えたりできるかもしれないので、全く非常勤が自分のやりたいスタイルで教えられないというわけではないですよ。
(そういう常勤の先生と組めばですけど…😅)
常勤のデメリット
その①どんな問題も対処しなければならない(責任がある)
常勤は、色々自分の意見を反映できる反面、学生との問題や非常勤同士の問題などを対処しなくてはいけません。
まあ、他の業種のパートタイム・アルバイトと社員の関係と同じですね。
私が過去にやばいと思った過去の事件は、「何の連絡もなしに非常勤が突然来なくなった事件」です!
午後の授業に来るはずの先生が、授業が始まる10分前になっても来ず、連絡しても来ず……😱
その非常勤の先生の担当授業を埋めなきゃいけないのは常勤の先生……でも自分も授業に入っている…どうしよう…みたいな…😱
こういう悲惨な状況を対処しなきゃいけないのは常勤です。。。
私の知り合いの常勤の先生曰く、「学生問題より、非常勤の先生の問題のほうが対処が大変」だそうです……(汗)
こういった問題も対処するということはつまり、自分の担当授業(クラス)だけに集中することはできません。
いろんなことを考え、うまくやる必要があるので、非常勤より柔軟さが求められます。
その②非常勤のような長期休みはない
当たり前ですけど、常勤は会社員みたいなものなので、学期との間の1〜2週間の長期休みはなく、その間に次の学期の準備や入ってくる学生の説明会・プレースメントテストの準備、教科書準備など…いろんな業務をしなくてはいけないので、忙しいです。
休みも暦通りになりますので、長期旅行は非常勤に比べて行きにくいかも……
あと、勤務時間も決まっていますから、非常勤に比べてフレキシブルな働き方はしにくい。
でも、これは安定した給料をもらうためには仕方がないことだと思うので、何を自分が取るかですよね…時間かお金か…😥
まとめ
なんか、常勤って大変じゃないですか…。やることいっぱいあるし…
そうですね。授業をするスキルだけでなく、いろんな問題を対処するスキルも求められますからね。
ここまでを読んでいただくとわかると思いますが、常勤は日本語を教える以外のやらなきゃいけない仕事がたくさんあります。
そして、非常勤を指導する立場であるので、ある程度の教授歴が必要です。
だから、常勤の求人には「5年以上の教授歴がある人」みたいに、条件がたされている。
新人日本語教師も応募できる常勤の求人は、めちゃくちゃ怪しいので引っかからないように!!
↑これが一番みなさんに伝えたいことです!
最近は大変だからと、常勤になりたがらない…だから、常勤不足の学校がわりとあります…
そういう学校って、何かしら問題を抱えている…と私は考えます。
学校自体がブラック企業だったり、パワハラの人がいたり😱
いい学校っていうのは、働いている非常勤の先生が常勤になりたがる、先生が離職しない学校ですから、そんないきなり新人の先生を募集することはまずないでしょう。
常勤になりたい方は、まず「その学校が本当に自分に合っているのか」「学校の体制はしっかりしているのか」「先生同士の雰囲気はどうか」など、非常勤として入って見極めたほうがいいです。
この辺の詳細は以下の投稿↓で書いてますので参考にしてみてください。
私は、いきなり新人の先生が常勤として入ってきて、潰れていく人を何人も見ました😭
この記事を読んでくださっているみなさんは、そんなことにならないでほしいです!😥
せっかく苦労してなった日本語教師の仕事を続けていくために、うまい話には飛びつかないように、見極めてくださいね!
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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