そろそろ就活が始まるんですが、とても心配です。インターン面接もうまくいかなくて結局全落ちしたので……
面接って緊張しますよね。私はいつも次のことを意識して就活をしていましたし、採用担当としても大切にしていました。
こんにちは。日本語教師さじここです。
今回も、いつもと趣向を変えて、【就活】についての記事です。
この記事を書いている私は某大手デパートの人事部採用担当で、たくさん面接をしてきました。
その経験を活かして細々と日本で働きたい日本語学習者や大学院の同期留学生などに就活指導を行ったところ、指導した学生は「楽●」や「Am●zon」等の行きたい企業に内定をもらいました😃
就活は、人によって苦手な部分(落とされやすい選考)が違うかと思います。
- 一次のエントリーシートで落とされてしまう人…
- 集団面接で落とされてしまう人…
- グループワークで落とされてしまう人…
- 最終までいくのになぜか内定を取れない人…
この中で「一次のグループ面接で落ちてしまうのはなんで〜〜!?😫」と悩んでいる方いらっしゃいませんか?
今回は、一次のグループ面接で落ちてしまう人の残念な特徴をシェアしながら以下のことをお伝えします。
これらは、元人事部採用担当経験者の私が面接指導で意識していることです。
なので、この記事はこれから就職活動をする就活生はもちろん、留学生の就職指導をする日本語教師の方にとっても役に立つかもしれません。
ぜひ、就職指導をされる先生方も参考にしてみてください。
あくまでこれは個人的見解で、この通りにすれば必ず内定が取れるというものではありませんので、そのようにお読みください😅
集団面接とは?
最近はコロナの影響で、就活もオンライン化が進んでいます。
コロナ以前は就活の1次面接は、就活生が5人に対し面接官2人というスタイルが定番でしたが、オンラインになり人数や、やり方は多様化しているように感じます。
それでも集団面接はある企業が多く、これを突破しないとなかなか次の個人面接やグループディスカッションにたどり着けません😥
そして、この集団面接は他者との比較がその場で行われるので苦手な人が多いのではないでしょうか?
自分の前の人の発言が自分の質疑にも影響を与えるため、かなり緊張するかと思いますし、一人ひとりにじっくり質問をすることができないため、一人あたりの質問も3〜5問程度で終わってしまう。
そうすると、毎回の質問でしっかり「端的に」「わかりやすく」答えられる能力が求められます。
これはかなり意識して予行練習しておかないと厳しいです。
これは日本語ネイティブの日本人でも大変なことですから、留学生の就活生はなおさら練習が必要です。
質問される項目は、たいてい「大学時代に頑張ったこと」「学業について」「自分の長所短所」などエントリーシート(ES)で書くような内容です。
なので、聞かれそうなことはどんな場合でもすぐ答えられるよう「シュミレーションしておく」といいでしょう。
落ちる人の残念な特徴その①
落ちる人の残念な特徴その①は「すぐ気を緩めてしまう人」です。
ちょうど年末に人事のプロの方と話す機会があり、そのとき話題になったのが「面接は会社を去るまでが面接である」という話でした。
皆さんのなかには、面接は「面接官のいる部屋に入って退出するまで」だと思っている方がいるかもしれません。
実際はそうではなく、会社を出るまでが面接なので、最後まで気を緩めないことが大切です。
その人事のプロの方もおっしゃっていましたが、落ちる人の特徴は「エレベーターに乗る時や、部屋を出たあとに平気で他の就活生とおしゃべりしている」とのことでした。
色んな所に面接官はいます。
例えば、トイレや待合スペース、階段、エレベーター等…
そういう場でも見られていますから、もし周りに配慮できていない行動を取ると減点対象になりますから注意が必要です。
また、集団面接中も気が緩んでしまう人がたまにいます。
特に集団面接で気をつけたいのが、自分の質問が終わったときです!
質問に無事答えられてホッとしてしまうと、どうしても気が緩んでしまう。
それが姿勢や表情に出てしまう残念な人をみかけます。
「自分さえ良ければいい」という姿勢は日本のビジネスの現場ではあまり好まれませんから、自分の番が終わっても他の人の質疑応答もしっかり聞きましょう。
オンライン面接でも、他のことを考えていたり、他の画面を見ていて人の話を聞いていないことは案外バレますから要注意です😅
落ちる人の残念な特徴その②
落ちる人の残念な特徴その②は「話が長い人」です。
グループ面接で気をつけなければならないことは、自分をよく見せようとするあまり、一人で聞かれてもいないことをペラペラ長々と話すことです。
私もどちらというとおしゃべりな方ですから、話が長くなる傾向があります。
でも、面接の時はそれが出ないようにいつも心がけていました。
実際、自分が面接をする立場になると、「長々と話す人」よりも「端的にわかりやすく伝えられる人」のほうが高評価でした。
また、自分ばかり話していると、ほかの就活生の答える時間が減ってしまいます…
グループ面接は面接官にとってもある意味時間との戦いです。
一人ひとりが長く話すと一人あたりの質問数も減りますから、いい質問がくる機会を自ら減らすのはよくない。
なので、しっかり事前に面接シュミレーションをして「端的にわかりやすく答える」練習をしておくことをおすすめします。
落ちる人の残念な特徴その③
落ちる人の残念な特徴その③は「自分に自信がない人」です。
自分に自信がある人なんてそうそういないと思います(笑)
でも、就活では「ハッタリをかます」ことがとても大切です!!
これは声を大きくして叫びたいぐらい大切なポイントです。
私が就活指導をした中国人の留学生はネイティブ並みに日本語がうまく、大学もMARCHレベルでしたが、30社以上受けて毎回集団面接で落ちてしまい途方にくれていました。
そんな彼女と自身の今までの就活がどうだったか話してもらうときに、「私はいつも自信がない…うまく話せない…だから駄目なんです」と私に言っていました。
その彼女に私が指導したことはたった一つ……
『面接中は背筋を伸ばし、笑顔で。自分はできる人間だと思って答える』
それだけを意識して集団面接を受けてほしいと伝えました。
すると、あれよあれよと集団面接は通過し、いつの間にか最終へ。
そして、希望していた有名コンサルの会社に内定をもらいました。
嘘みたいな本当の話です。
この指導をもう一人、就活がうまくいかない大学院の同期の留学生にもしたところ、見事、楽●に内定をもらいました。
落ちる人の残念な特徴その①②は該当する人はあまりいないと思いますが、この③はかなり当てはまる人がいるのではないかと思います。
自分に自信を持つというのはかなり難しいことです。
でも社会人になったら、企業で働くには必要なことです。
自信のない人に大事なクライアントや案件を任せたいと思いますか?
顧客が人生に関わる重要なことついて相談したいと思いますか?
自信がある人はそんなにいない……みんな「ハッタリをかましている」のです。
その「ハッタリ」を面接という場でもうまく使えるかどうかが試されています。
Web面接ではどうなのか?
私個人の考えとして、Web面接も対面もあまり気をつける点は変わらないと思っています。
ちょっと先述しましたが、むしろWeb面接のほうがボロがでる可能性が高いかもしれません。
Web面接のほうが自室で受けられるためリラックスできると思いますが、逆に言えば緊張感がなくなる可能性もあります。
それは面接回数が増えるごとに面接慣れしていくので緊張感はなくなる……
面接指導をしている教師はこの点をしっかり伝えたほうがいいと思います。
画面越しでも緊張感がない、集中していない等は伝わります。
それはきっと服装や髪型にも出るでしょう…
なかなか一次面接を突破できない人のごく少数には、そういう「服装・身だしなみ」がしっかり整っていない人もいます。
特に留学生を指導している日本語教師の方は、「服装・身だしなみ」については口酸っぱく伝えたほうがいいです。
留学生が思っている以上に面接官は「第一印象」を重視します。
髪型も結構面接官はみていますから、「寝ぐせ」は厳禁です(笑)
また、部屋もできるだけきれいにしておくことをおすすめします。
国によっては面接の内容が全てだという国もあると思いますが、日本は残念ながらそうではありません。
基本的なことができていない人は、スタートラインにつけない……
就活はある意味、学生をふるいにかけるものですから、なるべく減点されるものを減らすことが大切です。
当たり前ですが、対面の面接と同様、Web面接でも時間にゆとりをもって入室しましょう。
そして、退出する際も最後まで気を緩めないようにしましょう。
まとめ
一次のグループ面接で落ちてしまう人の残念な特徴を3つ挙げました。
何度もいいますが、最後の「自分に自信を持つ」「ハッタリをかます」というのは、一次面接に限らず最終面接まで本当に大切なポイントです。
「自分に自信を持たせる指導ができるか」が就職指導を行う人の役目ではないかと私は思っています。
集団面接はたいていそのグループの中で1人〜2人選ぶよう人事から面接官に指示されています。
グループ全員が受かることはあまりないでしょう。
でも、グループ内の他の人よりも自分をよく見せようとしすぎないことも大切です。
他人を蹴落とそうとする態度もあまりよくありません。
自分が面接官だったら、他人を蹴落とそうとする人を採用したいですか?
日本人は「協調性」や「和」を重んじ、そういう人を好んで採用しがちです。
私自身がそうでしたから😅
日本企業は令和の今でも「個人プレイ」よりも「チームプレイ」を重視する傾向があります(もちろん例外もありますが)。
そういうことを踏まえて、面接に臨みましょう。
この奇妙な企業文化は、なかなか留学生には受け入れがたく、明示的に説明してあげないと気が付きませんから、留学生に就職指導をしている先生方はなるべく具体的な話をしてあげてください。
この記事はあくまで私個人的な見解で書いていますから、全てが当てはまるわけではありません。
あくまで参考程度にしてください。
また、エントリーシート(ES)や書類選考がなかなか通過しなくて悩んでいる方はぜひ以下の記事↓が参考になるかもしれません。
皆様の就職活動がうまくいきますように…
最後までお読みくださりありがとうございました。
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