italkiをはじめて1年経ちましたが、なかなか学習者からレッスン予約が入らないんです。どうしたらいいんでしょう?
そうなんですね……私の知り合いにも同じような悩みを抱えている人がいますよ。
こんにちは、日本語教師のさじここです。
去年の今頃は、コロナによる外国人入国制限でなかなか日本語教師としてのお仕事がなく、めちゃくちゃ悩んでいました。
そういう状況もあり、本格的に「italki」で日本語を教えることに決めて、動画やプロフィールなどを更新したり、価格設定について考えたり……あれこれ試行錯誤する毎日……😥
で、色々試した結果、継続的にレッスンを受けてくれる学習者さんがつき、1年経った今も継続して「月4〜5万」ほどitalkiでの収入を得られるようになりました。
このあたりのことは以下の記事↓で書いていますので、よければ参考にしてみてください♪
そんな私でも、半年前はぱたりと新規さんの予約は入らなくなったり、大学進学などで私のレッスンを卒業した方もいて、どんどん予約数が減っていく月もありました😭
そういうときは必死で新規顧客を開拓したくなります!
が、そういうときって、なんかうまくいかないんですよね……😩
私も悩んだ時期が……
italkiなどのプラットフォームで日本語を教えている方の中には、
「全然予約が入らないんです……」
「トライアルレッスンすら予約がこなくて……」
と悩んでいる方もいらっしゃるかと……
実際に私も相談を受けたことがあります。
ということで、私は実際に自分の学習者さんにインタビューしてみましたよ。
調査人数はそんなに多くないんですが、私の学習者さんからかなり貴重な意見をもらったので、シェアしたいと思います!!
本当はこれは企業秘密にしておきたい……(笑)
でも、わたしも日々いろんな人から助けてもらっている、かつ、こんなブログ記事を読んでくださっているので、お裾分けをと思い、書くことに決めました😊
少しでも、オンラインで日本語を教えたい人の手助けになれば幸いです😊
でも、この記事が全てではないので、参考程度にしてくださいね。
学習者が予約するときのポイント①:ちゃんとしたプロがいいけど……
italkiには、「プロの日本語教師(有資格者)」と「コミュニティチューター(資格なし)」の両方のレッスンがあります。
コミュニティチューターのレッスンはプロに比べて安いので、「プロのレッスンがただ会話(フリートーク)だけなら安いレッスンを探す!」と私の学習者さんは口を揃えていっていました(笑)
やる気のある学習者さんは「やるなら、ちゃんと学びたい!活かしたい!!」とのこと。
「ちゃんと」というのは「文法とか発音とか、言葉のニュアンスとか、一般人には教えられないことを教えてもらいたい」という意味らしいです。
なるほど〜〜〜!
ということで、学習者さんは、「ただフリートークだけ」のレッスンでは物足りないようです。
「それだったら、安いコミュニティチューターのレッスンをたくさん受ける。そのほうが実践的、コスパいい!最近はアプリでもちゃんと勉強できる!」と言っていました。
この点を踏まえて、レッスン内容を考えるいいかと思います。
フリートークを全面に押し出すよりも、「〇〇を丁寧に教えられる」と何か特化し、差別化したほうが、魅力的にうつるかもしれませんよ。
プロだからできる授業って絶対あると思います😊
特に文法や語彙の使い分けとかは、普通の日本人ではなかなかうまく伝えられなかったりするわけで……
自分の得意なことにプロとしてのエッセンスを加えたレッスンプランを提供するといいかもしれません。
学習者が予約するときのポイント②:信頼できそうか
その1:レッスン回数や☆の評価
やっぱり、italkiって個人の契約になるので、「信頼」は重要だと思います。
「信頼できそうか?」はどうやってみられているのか?
ある学習者さんは必ずitalkiの先生の「☆の数」をチェックすると言っていました。
ほとんどの先生は「☆5つ」だと思います。
でも、たまに、そうじゃない先生だと警戒するらしい……
まあ、そうですよね😅
Amazonや楽天のレビューの☆の数や口コミは、私も絶対チェックしますもん!
私もitalkiで何回か英会話レッスン受けたことがあるのですが、先生の☆はチェックしましたね。
当たり前のことかもしれませんが、他者の評価って重要ですし、参考ポイントになります。
また、italkiではレッスンを受けた人の口コミが表示されています。
ある学習者さんは口コミをくまなくチェックして決めたとのこと。
特に、英語ネイティブの学習者さんは英語で書かれたものは割とリアルな感想が書かれていて面白い、わかりやすい!と言っていました。
たしかに、私の評価(口コミ)も日本語で書かれたものは当たり障りのない文で、反対に英文は結構鋭い視点で書かれたものが多いです(笑)
「いやいや、始めたばかりだからレッスン数ゼロなんですけど!そんな人はどうすりゃいいのよ〜? 😱」
そうですよね……初めての先生はレッスン回数0で、☆なんて一つもつきません……🥲
1回のレッスン経験ってハードル高いです!!
私もそうでした😭
で、こんなの大っぴらにいうのはどうかと思うんですが、言っちゃいます……
(小声↓)
私はとにかくレッスン予約を0→1にするために、知り合いの学習者さんをレッスンに招待しました……
はい、邪道です……
これは邪道かもしれませんが……アリだと思います(汗)
でも、私は口コミは操作していませんよ!!
ただ、ただ……ですね、知り合いの外国人に「ごめん、ちょっと私のレッスン受けて感想書いてくれない?」って頼みました😅
もちろん、その方には italkiへまず登録してもらう必要はありますので、うま〜く頼まないと、めんどくさいからやりたくない!と思われるかもしれません……
ハードルは低くないかも😅
やっぱり、レッスン予約数0回の先生と1回の先生じゃ学習者の「信用」がね……
私の場合ですが、この1回が呼び水になり、予約が何件も入りました。
大きな声ではお勧めできませんが、苦戦しているかたはやってみる価値はあるかもしれません。
余談ですが、italkiに登録して1ヶ月程度は先生の名前のところ?に「New」みたいに「新しいの先生だよ〜」のマークがついています(現在もあるかちょっとわかりませんが……)
そして、その期間はどうやら、学習者のダッシュボードの上位に新しい先生のプロフィールがくるようになっているようです。
新規登録者はたくさんいるので、毎回上位に表示されるかはわかりませんが、集客チャンス期間であることは間違いないので、なるべく「New」マークがついているうちにレッスン予約0→1をめざすのをおすすめします。
その2:プロフィールの書き方、動画について
別の学習者さんが言ってたのですが、やっぱり「先生のプロフィールの書き方」は重要だそうです。
かなり細かく読んでいる学習者さんは多い。
私の学習者さんは先生を選ぶときに何十人もの先生のプロフィールを読んで吟味したそうです😳
あと、先生の自己紹介PR動画もよく見ていると言っていましたよ!!
最近は動画編集が凝ったものが多くなっています。
でも、学習者さんに聞くと、「別にそういうこと(動画編集技量)がなくても、先生の話し方や雰囲気に好感度が持てればいい」とのことでした。
でも、ホワイトボードや紙で日本語を説明しているものより、デジタルで教えてもらえる感じのほうが好感が持てるとは言っていました(あくまで、私の学習者さんです)
アナログ手法は私も好きでたまにitalkiでもやるんですが、やっぱりパワポやPDFなどを使った方が、オンラインでは見やすいし、双方メリットが大きいです。
画面もWi-Fi状況では画質が悪くなるので、アナログだとファイルを先に送ってもらって手元で資料を見ながら授業を受けたりもできます。
そういう「PCスキルがある先生の方がいい!」という学習者さんもいるということをお伝えしたく書いています。
でもこれはあくまで私の学習者さんの傾向で、私がデジタルツールを使って授業しているからそういう人が集まりやすいだけかもしれません。
あくまで参考程度に。
でも、この機にご自身のパソコンスキルを磨くのもアリではないでしょうか?
日本語教師自体が、デジタルもアナログも対応できないといけない時代に来ていると思いますので……
学習者が予約するときのポイント③:先生の話し方など
先生紹介動画内の話し方
また、学習者さんは先生の紹介動画で、結構、先生の「話し方」をチェックしているそうです。
話し方は、速すぎないこと。
でも、ゆっくりすぎるのも、だめみたいです。
確かに、私も英語の先生を選ぶとき、あまりにもゆっくりした話し方をしている先生は「なんかちょっと……」と思ったことがあります。
でもこれは、人によるかもしれませんが……😅
プロフィールの文章はもちろん、動画の話し方(あまりゆっくりすぎず、早すぎない話し方)も考えて「信頼度」を上げると予約につながるかもしれません。
あとコミュニケーショントレーニングの講師の方がおっしゃっていたことなんですが、人は「声のトーン」も結構気になるそうです。
女性の場合、低すぎると「暗い、怖い」、高すぎると「子どもっぽい、耳が痛くなりそう……」みたいな印象を持たれてしまうことがあるらしい……😥
あまりに普段の自分とはかけ離れた、よそ行きの声はよくないと思いますが、女性の場合、動画はちょっとだけ声を高くすると動画の全体の雰囲気が明るくなり、好印象をもたれるかもしれません。
私は動画を撮る時、これをちょっと意識して録画しています。
ただ、あくまで個人的な見解なので、ご自身で色々試すのがいいと思います😄
もし今、新しい紹介動画に変更しようと思っている方は、ご自身の話すスピードや声のトーンを色々調整してみてください
先生の学習者に対する話し方、態度
これは、上記で書いた内容とは異なり(学習者が予約するときの先生を選ぶポイントではなく)、トライアルレッスンを受けて正規のレッスンを受ける先生にするかを選ぶポイントについてです。
ある学習者さんに「どうして私を選んでくれたの?」と聞いたら、
「さじここ先生は、私を子ども扱いしなかった。元気いっぱい!って感じじゃなくて大人のレッスンって感じだったから通常レッスンを申し込んだ」
と教えてくれました。
「他の先生は元気いっぱい!って感じで疲れた」とも……
この学生さんは、淡々とレッスンする感じがいいとのことなので、そういうコメントをもらえたともいます。
逆に「元気な先生がいい!」という方ももちろんいる!
う〜ん……むずかしい……😩
italkiには子どもから大人まで、さまざまな年齢の方、学習目的の方がいらっしゃるので、先生のキャラクター、学習者への対応の仕方に合う合わないは絶対出てきます!!
それは、仕方ない!!
ほんと、そんなことを突き詰めていくと正直、やっていけない……無理〜〜〜(泣)ってなります。
ただですね、さまざまな学習者さんと出会って日本語を教えてきた経験から、私はちょっとだけ自分のキャラを学生のニーズに合わせて変えています。
特にトライアルレッスンでそれを探りながら会話しています。
それが結果的に、次の予約へつながっている気がしています。
あと、クラス授業と違って1on1ですから、すぐ答えが出ない時もじっくり待って、考える時間を十分とるよう心がけています。
そういうのも、学習者さんにとってはうれしいポイントみたいです。
「私が学習者の立場だったら、どんなふうに教えてもらいたいかな?」
「どういう態度で接してもらえたらうれしいかな?」
と毎日自問自答(笑)
そして、自分の話し方やスピード、間の取り方をアレンジしたり、ちょっとキャラ変えてみたり……
でも、「みんなが予約してくれるとは限らない!合う合わないはある!」とトライアルレッスンでは心の片隅において自分メンタルを守っていますよ。
私のポリシーは「来るもの拒まず去るもの追わず」なんで😅
みなさんは、どんな感じで学習者さんと接していますか?
学習者が予約するときのポイント④:先生の英語レベル
これはitalkiが欧米系の学習者に使用されているからかもしれませんが、割と「先生の英語レベル」をチェックしている学習者さんが多いです。
もちろん「ビジネス日本語を勉強したい!」というある程度日本語が話せる人や、「日本語で面接練習したい!」と目的が日本の就活という学習者さんは先生の英語レベルは気にしません。
でも、初級レベルのレッスンを受けたい!と考えている学習者さんにとって、「先生がある程度英語でコミュニケーションとれる」というのは安心材料になるそうです。
正直、italkiでゼロ初級の学習者さんに日本語だけでコミュニケーションをとるのは難しいです😥
ニーズチェックとか、レッスンの予定変更の申し出とか事務的連絡は英語でコミュニケーションとれるとお互いに楽です。
私のレッスンを受けてくれている方は「ひらがな・カタカナ読めないけど、とりあえず会話を練習したい!」という学習者さんがそこそこいて、そういう方にはやっぱり英語を介さないと意思疎通が難しいです。
というように、対面の初級のクラス授業はいつも日本語だけでやっている私ですら、1 on 1のプライベートレッスン、それもオンラインは、媒介語(英語)の力を借りています。
あと、直接法って、やっぱり、学習者にすごくストレスがかかるんですよね😅
みなさんは、直接法で自分の知らない言語を学んだことがありますか??
私は全く勉強したことがないベトナム語の直接方のレッスンを受けたことがあります。
正直、マジ、ストレス……半端なかったです。。。(泣)
先生に質問されることが恐怖でしかなくて、ずっとドキドキしっぱなし……😥
それも私はその場ですぐ単語を覚えられない性分で、もう本当に60分授業が苦痛でした🥲
そんなとき、ちょっとでも先生が日本語を使ったときは、ホッとしましたよ……
そして、私にはゼロ初級の「直接法」は合わない!と思いました(笑)
そのとき、ふと、「自分の直接法のレッスンも学習者さんは私のようにストレスを感じてるかもしれない」と気付きました。
私の教えている学習者さんは大人の人なので、割と効率的に学びたい人が多いです。
つまり、「ささっと英語で教えて〜」「これ英語で何ていう?」みたいに英語でバンバン質問される。
みんな仕事忙しい、時間がない中レッスン受けてくれてます……すごいですよね🥹
私は「日本語だけで教えてほしい!!」という方以外には、時々英語で聞かれたら英語で答えています(italkiの場合は)
私はレッスンするにあたり「楽しく、ストレスなく日本語を学んでほしい」というポリシーのもとやっていますので、直接法か間接法かは柔軟に対応しています。
ケースバイケース、使い分けです。
で、前置きが長くなったんですが、学習者が先生の英語レベルをどこでチェックしているのかというと「動画」です!!
もし、英語がある程度話せるなら動画は英語で話す部分を加えた方が集客率が上がると思います。
こんな偉そうなことを書いている私ですが、留学経験はないです!!(キッパリ)
駅前留学をちょっとしていただけの日常会話レベル程度の英語しか話せないのですが、動画で頑張って英語で話しています(笑)
私の学習者によると、私の「動画の英語part」と「先生紹介文の英訳」を見て予約しようと思ったとのこと。
(たぶん、今は先生プロフィール部分は翻訳機能がついていて多言語化されているかと思います)
ただ、これは諸刃の剣なので、それほど英語が得意じゃない……リスニングスキルに自信がない、質問されてもうまく答えられる自信がない……人は、無理しない方がいいかもしれません。
そういう方はあえて、中級以上のクラスにフォーカスするのもありかと思いますよ。
また、この機に英語など他の言語を勉強するのもいいかも!?
まとめ
だらだらと書いてしまったのですが、私の学習者さんから聞き出せた内容はこんな感じです。
ちょっとわかりにくかったかもしれないので、まとめますと……
これはあくまで私の学習者さんから聞いたことなので、これが全てではないです!!
集客アップの参考程度にしてみてくださいね。
一番手っ取り早いのは、実際に自分が他の言語のレッスンをiltakiで受けてみることだと思います。
私はitalkiの使い方を学ぶためにも英語のトライアルレッスンを受けたことがあります。
そうすると、自然と学習者視点で先生を選ぶと思いますので、まさにその視点を自分の動画や自己紹介文に取り入れればいい!!
そして、トライアルレッスンから本予約につながるヒントもきっと見つかると思います😊
「トライアルレッスンは結構予約入るのに次の予約につながらないよ〜〜〜(泣)」
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
私、なんとトライアルレッスンから本レッスンの予約につながる率は90%以上です!!
(italki始めた頃からこれは集計しています)
この記事内でもちょっと紹介しましたが、需要があればトライアルレッスンで私がやっている「次につながるテクニック的なこと」もまた別記事で書いてみようかな……と思います。
大学で働き始めて仕事が忙しく、ほんとブログ更新できてない状況ですが、気長に待っていただけるとうれしいです。
2022年には達成できなかった、100記事書くという目標を今年は達成したいです……
最後までお読みいただきありがとうございました😊
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